今月到着したRenew Your Vows (“RYV”)から。RYV 13号、14号についてレビュー。
筋書をJudy Houserが、画をNick Rocheが担当。添付画像はStegmanとAburtovによる14号の表紙を採用。13号の表紙でもPeterの家族が活き活きと描かれていて良いのだが、14号でのLizardが丁寧に描かれているためこっちを採用。Stegmanが中身に参加していないのは残念だな。何かVenom Inc.の画を描いてるみたい。(既に到着しているが未読。)
最初は粗筋をなめる。前回の話から8年後。高校2年生になったAnnie。夏休み中にX-MENの基地で訓練。そして家族で久し振りに遊園地コニーアイランドでの休日を過ごすが、そこでLizardが大暴れ。3人で何とか拘束するが、彼は助けを求めた。
いつものように、気に入ったシーン、台詞等を紹介。Annieの独り言。”We’re pretty good at sticking around.” Stick aroundは近くにいるって意味なんだけど、彼女が言うともう一つの意味が加わる。Stickはへばりつく。彼女の蜘蛛の力でくっついているとの言葉との鰍ッ言葉。
RYVではAnnieの魅力が花咲いている。10代になり、Spiderlingというコードネームが子供っぽいと考え出した彼女が可愛い。(名詞にlingが付くと子供という意味が加わる。)コニーアイランドでのゲームの結果SPIDER-MANの人形ではなく、WOLVERINEの人形を手に入れた彼女は、父親Peterへ一矢報いたかったから。その前に、ゲームでボーリングのピンを1つ残して憤慨している彼女も良いな。
多忙中のMary Janeに対し、Peterが部下に任せれば良いのにって言った。それに対するMJの答えが、SPIDER-MANの名科白”With great power there must also come great responsibility.”と答えたのは笑える。
MJの力はこの段階でPeterの力を借りずにコスチュームから取り入れているようだ。うーん。悪人Regentの技術を利用したこれまでより良いのだが、PeterのSPIDER-MANとしての力は、常人以上の力だけじゃない。その辺への説明が足りない。
13号で娘Annieの視点、14号でMJの視点という話の展開はRYVの1号からの構造をなぞっているのは読者へのサービスだな。
RYV 14号で、弱いものいじめをしている悪ガキに”SPIDER-MOM”(日本人からすれば、SPIDER-MANとの発音を聞き分けるのは難しい。)と言われて憤りを感じている一方、言葉としては正しいことに妙に納得してしまうMJが可愛いな。
Peterだったら、いつもの軽口をたたくのというMJの台詞。”Quips were never really my thing.”と続ける一連の台詞は良いな。英語の勉強になる。
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