SPIDER-MANもSentinelと戦ったことがある、1990年のAmazing SPIDER-MAN 329号、1987年290号
2020-10-04 08:30:00
Acts of Vengeance (AoV)の締め括り的話 1990年のAmazing SPIDER-MAN (“ASM”) 329号、時を3年遡った290号をレビュー。
筋書きをDavid Michelinie、ASM 329号の画をEric Larsen、インクをAndy Mushynskyが290号の画をJohn Romita Jr. (“JRJR”)、インクをVince Collettaがそれぞれ担当。添付画像はインパクトのあるLarsenが描いた329号の表紙。
お次は粗筋。329号。正体不明の力はSPIDER-MANに残ったまま。Sebastian Shawが彼を唐キべく立ち上がる。またShawが開発中のSentinelを邪神Lokiが悪戯し3体を1体に合体させた。290号ではPeterがSPIDER-MANであることを再度受け入れたものの、Peter個人の人生には何もないことに気付く。
気に入った台詞、シーン等を紹介。AoVにSPIDER-MANを巻き込んだお陰でPeter Parkerとしての話がなおざりになった感はあるな。そんな中、これまで、PeterがSPIDER-MANとして外に出ることにビクビクしていたMary Jane (“MJ”)が、気分転換に外に出ておいでよとお尻を押すシーンが結構好き。これだよね。彼女との結婚がなかったことにされているが、ちゃんとした人なら結婚していたとしても面白い話は書けるはず。
最後に力を失ったPeterの台詞。”With all that power, I could have stopped Khadafi, (or) ended apartheid.” 2020年の今、カダフィ大佐は既にこの世にいないし、アパルトヘイトも表面的には廃絶された。Peterのこの言い回しはこの当時だからこその使い方だ。
ASM290号。アクションはあるにはあるが、大したことはない。しかし、この当時のJRJRの画が非常に良い。一番好きかもしれない。丁度X-MENの画を終えた後で脂がのっている時代。インクがCollettaというのもプラスだな。そして、優しいMJの表情が凄く良い。もう一つ、SPIDER-MANのコスチュームに着替えるシーンや子供を人質に取った悪人と対峙するSPIDER-MANのシーンも良いかな。Peterの髪の毛が何故か長いのはご愛嬌。
ニューヨーク市長を暴漢から救ったSPIDER-MANへの市長の言葉と居合わせた天敵J Jonah Jameson (“JJJ”)の台詞。”JJJ will print this incident including the city’s debt of gratitude to you, SPIDER-MAN in the Daily Bugle, won’t you, Jonah?” “With pleasure.”作り笑いを浮かべたJJJの表情が素晴らしい。
大切なことを一つ忘れてた。この号のクライマックスは最終ページだった。気になったら検索してね。
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