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今回は、Astonishing X-MENについて。リーダーCYCLOPSの考え方に納得のできないWOLVERINEがサンフランシスコ沖の島Utopiaから去り、ウエストチェスタ―に移住した。話を追うのにしんどいほどアメコミを買っているおいらは、基本的にWOLVERINEのチームの話を買ってないのだが、Astonishingでは、この月からWOLVERINEのチームが主人公になっているな。
筋書きをMarjorie Liu、画をMike Perkins、表紙画をDustin Weaverが担当。まずはDustinの表紙画が良いな。48号のものも良いのだが、49号を選択した。(甲乙付けがたいので、気分。)立体感のある構図が大好き。そして、本編を描いているMikeの画も良い。Astonishingは、これまでもすごい画家達を使ってきたが、今回もエース級を使ってきたな。本人のウェッブサイトによると、Marvelでは、CAPTAIN AMERICAやSTAND等を担当してきたらしい。Dustin同様、デッサン力に優れているな。48号のICEMANとヘリコプターとの戦闘シーンが凄い。それから、良い画家って人物の表情が良いんだよね。Mikeの描く表情も十分合格。
話の方は、ちょっとわかり辛い。これは、冒頭数ページで未来をそして、その後は現在の話を進めているのが理由。決してこの話の進め方は嫌いではないのだが。(よくテレビドラマでも使われる手法だし)ニューヨークの街に住むGAMBITの家をサイボーグ傭兵軍団Maraudersと表紙にも出ている龍の幻影を扱うミュータントChimeraが襲う。しかし、裏では謎の女性がその襲撃を操っている。
まず、今回の話の中心はこのチームのメンバーNORTH STAR(男性)とその恋人Kyle(男性)のボーイズラブだ。おいらにこの趣味はないのでラブラブなシーンは斬新だ。しかし、読んでいて違和感は拭えないけどね。流石アメリカ。二人の愛の台詞は筋書きを担当しているのが女性ということもあるのか、何か上手いんだよね。感心する。KyleのNORTH STARに対するスーパーヒーローとしての力を揶揄するような台詞が特に良い。
どうやら悪者女性は、恋人KyleやX-MENのメンバーKARMAをも操ろうとしている。狙いは何なのか次号も読まずにはいれない話の展開だ。
全然関係ないのだが、今AVENGERSの画を大好きなWalter Simonsonが描いている。ちょっと興味があるな。手を広げないようにしているので、今は我慢我慢。