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買いこんだMarvel Team-up (“MTU”)の残りを読み終えた。(もう一冊は続きを持っていないので読まずに取っておくことにした。)今回はMTU 68号から70号までをレビュー。
筋書きChris Claremont、画をJohn Byrneが担当。(前回書いたようにByrneが目的で買った)インク入れは全て違う。68号は聞き覚えのあるBob Wiacek。この人が一番良い。69号のR Villamonteが全然酷い。Byrneの画を殺しちゃってる。そして70号はTony Dezuniga。この人は普通か。ちなみに添付の画像は69号の表紙。何と今は亡きDave Cockrumが担当。良いものは良いね。ClaremontやByrneとはX-MEN繋がり。
手短に粗筋を紹介。MTU 68号は一話完結。偶然入ったサーカス(というか見世物小屋)で捕らわれたMAN-THINGを助けた上、米国南部へ帰しに行く。そこで出会ったのがD’spayreという悪魔怪人。69号、70号は続きもの。HAVOKとPOLARISを古代エジプト人のような格好したやつらが襲う。指示したのは、Living Pharaoh(大魔神のように変身するとLiving Monolith (“LM”)と名乗る。) でっかくなるとSPIDER-MANじゃ手に負えない。そこで、登場するのが雷神THOR。
いつもの通り、好きなシーン等について書いていこう。MTU 68号から。インク入れが良いのか不気味な画の感じが物語を盛り上げてくれた。
今回のSPIDER-MANのパートナーMAN-THINGのことはどうもよくわからない。同じようなキャラであるDCのSWAMP THINGと違ってこいつは、人間じゃないみたいだ。そしてあまり強くない。助けてくれたSPIDER-MANのために、頑張ろうとするのだが悪魔怪人D’spayreの攻撃にたじたじ。実はこの悪人すごく強いみたいだな。物理的な攻撃の他、相手に絶望Despair(悪魔怪人の名前はこの絶望って単語と同じ)を与えることができる。
MAN-THINGとSPIDER-MANを南部の沼沢地に飛行機で送ってくれるのがLizardに変身していないCurt Connors博士。時々こいつは良いものになる。使える。
後半戦は、Roy Thomas時代のX-MENの敵役の登場となる。LMは吸血鬼みたいなやつでHAVOKの力を利用して巨大化する。彼の力を利用したSauronもそうだが、この頃のHAVOKは利用されキャラ。エジプトの鍵みたいなAnkh(永遠の命を意味するらしい)はそのHAVOKの力を封じ込めるために使われる。何かエジプト的なもの全部集合みたいだね。
THORのLMの力に対する評価が面白い。彼の宿敵ThanosやDestroyerとどっこいどっこいの力とのこと。ふーん、そうなんだ。このBlogでも紹介した記憶があるけど、グラフィック・ノヴェル版、Revenge of the Living Monolith(David Michelinie筋書き、Marc Silivestri画)でもAVENGERSやFANTASTIC FOUR総がかりで対処してたからね。
SPIDER-MANが第六感Spider-senseを使って自爆装置を解除するシーンは良いね。彼の強みを十分理解した筋書きだ。
残念だったのがMTU 70号の表紙が折れ曲がっていたこと。それ程状態が良いものを買ったわけじゃないので、諦めだな。