Roger Sternの筋書のHobgoblinが出ているSPIDER-MANを全部制覇したかなと思っていたのだが、まだあった。2019年9月に紹介したNorman Osbornの表紙(下記リンク参照)のSpectacular SPIDER-MAN (“Spec”)をサイン本なので、中身を読めず、わざわざ別のコミックブックを買って読んだので早速レビュー。
https://green.ap.teacup.com/amecomitoramen/1609.html
筋書きをSternとGlenn Greenberg、画をLuke Ross、インクをAl Milgromがそれぞれ担当。259号の表紙は紹介したので、260号の表紙を添付した。同じくJohn Romita Sr.によるもの。デザインは259号より好き。表紙は良いのだが、Rossの画はそれ程だな。人物の描き方がもう一歩。
お次は粗筋。Spec 56号。Green Goblinの正体Norman Osbornは自らの半生を語った自叙伝本を出版。SPIDER-MAN のお陰でGreen Goblin にでっち上げられたことを世間に公言した。気に喰わないのはPeter Parkerだけでない。収監されているHobgoblinもその一人。
Normanの凄いのは、J Jonah Jamesonを脅し彼のインタビューを本にしたこと。さらに、酷いのは、新聞社Bugle社の共同出資者でかつ、出資比率が高い出資者(即ち議決権をもっている)に収まっていること。Peterに皮肉を言われて、いつもだったら言い返すのに、舌鋒が鋭くない。
Normanに劣らずワルなのは、Hobgoblinの正体Roderick Kingsley。NormanがGreen Goblinである証拠を提供することを条件に牢屋から出ようと画策中。面白いのは地方検事の事務所や牢屋にNormanの情報屋や、Bugle社の情報屋がいること。アメリカの犯罪映画っぽい設定が好き。
Normanの邪悪さを感じ取った、Gwenの従妹Jilの台詞とその後のPeterの我が意を得たりの台詞。J “This guy is really bad news. I felt it.” P “You know, kiddo. I like you.”
SONYの広告がコミック・ブックの中で登場する。本当の広告じゃなくてね。この話の4年後にSam Raimi版のSPIDER-MANが公開されるのだが、その予言じゃないかな。
攫われたRodrickの目の前にNormanとGreen Goblinが同時に現れるシーンでRodrickが ”You are real good.”と感嘆するシーンは面白い。Roderick自身も自分の正体を隠すため、Ned Leedsや兄だか弟のDaniel等にHobgoblinの衣装を着せている。それと一緒だからな。
ちょっと気に入らないのは、SPIDER-MANが偽Green Goblinに麻酔銃を撃たれるシーン。SPIDER-SENSEで避けられるでしょう。
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