水彩画 <酒と柿と>
自分史・・・!③ パソコンに出遭う!
事務室には 部長 課長 私 それにもう一つ 4つの机が向き合っている。
私は壁際のいいポジションに迎えられた。
午前中は 仕事の概要 一日の仕事の手順などの・・・説明を受け,午後から
若いハンサムな A 君 が パソコンの指導をしてくれる。
まずあなたの“パスワード”を・・・決めて下さい。? (/'O';)/ エッエッエッ
と 言われても・・・?
“パスワード” 何のことだかチンプンカンプン・・・
全くパソコンについて、何の予備知識もないのである。
面接の時、「算盤は、使いません。その代わりパソコンを使います。」と、
一言いってくれれば・・・
パソコンの立ち上げ、そして パソコンの終い方。
教えられた事を、急ぎ鉛筆でメモっていく・・・
パソコンへ・・・・・この着色課の製品の 使用材料の品名 使用数量を打ち込み在庫の計算等・・・
それが私の主な作業だ。 しかし今まで聞いたことのない長~い化学用語の
品名に、戸惑う事しきり・・・
手先はもちろん頭の中も パニック・・・キーボートの
アルファベットの位置が覚えられない。 ポツン ポツン の入力では
到底一日のノルマはこなせない。 ~\(_ _;)/~ オテアゲ
【パソコンの入力文字に四苦八苦余裕をなくす人生選ぶ】
A君は「一週間つきますから、大丈夫ですよ。」と
若いのに丁寧に応えてくれる。
帰宅間際 家で覚えようと、キーボートの位置を紙に写して
いると、A君システム課に電話して不要になったキーボートを
貰って来てくれた。―うれしい―
その夜から文字打ち特訓である。
―1週間の見習いを終え いよいよひとり旅―
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