昨日は誕生日でした。
これでいよいよ、五十代も最後の一年ということになりました。
正月には、数え年で六十、還暦。
昔だったら、赤いちゃんちゃんこ着せられるところ。
日本人の平均寿命の推移を見たら、自分が生まれたころの男性の平均寿命って、66～67歳だったんですね。
それじゃあ、男の場合、還暦がもうお爺さん扱いだったのもわかります。
役所や民間企業の定年が55歳だったのも、まあわかるし。
私が最初に入社した会社でも、同期入社の連中は、ぼつぼつ定年になる者が出てきています。
出版界は大不況で、会社がただいま絶賛人減らし中なのと…
我々世代でやめずに勤め上げた者は、若いうちにいっぱい稼いでいて貯えもあるので…
嘱託として延長雇用を受けず、そのまま完全リタイヤするやつが多いみたい。
こんな世の中では、果たしてどのくらいの間「悠々自適」を気取っていられるかわかりませんがね。
私はレールをはずれたドロップアウト組なので、まだそういうわけにいきません。
人生何が幸いなのかわかりませんけどね。
で、昨年の誕生日までは外食して、ちょっと贅沢してお祝いすることもできましたけれど…
いまの経済状況ではそれもままならず。
その代わり父の家に集まって、義母が作ってくれたおかずで食事をして、お祝いしてもらいました。
おかずは普段の晩ご飯で食べているようなものと同じ、家庭料理のお惣菜です。
飲み物も、ビアテイスト飲料とか…
私は運転があるのでノンアルビール。
まあそれでも、そうやってお祝いしてもらえるだけ幸せなのでしょう。
バースデーケーキだけは買って来ましたけれどね。父がそういうの大好きなので。
私というよりは、とにかく異常なほどの寂しがりやな父が…
誕生日にかこつけて、久しぶりに大勢で食事できたので、それがうれしかったみたいです。
親孝行にはなったかな。
これから先は贅沢な外食とか高いワインとかには、一生縁がないかもしれませんけど…
そしてもう、海外旅行には行けないし、高級な温泉宿とか豪華なホテルとかにも泊まれないでしょうけど…
そんなに悲しくはないです。
人間、生活レベルを落とすのはつらいものだとよく言われますけれど…
ここまでがっくり落ちても、個人的感想としては、思ったほどじゃないです。
上がったものは必ず下がる、下がってもいつかまた上がるときが来る。
それが摂理というものです。
まあ、いろいろと悟って来ちゃったんでしょうね。物質的豊かさだけが人生じゃないってこと。
そして私だけでなく、近い将来、たぶん日本人の9割がたの人たちが…
お金を使ってすることにおいては、生活レベルを落としていかざるを得ない状況になるでしょう。
80年代の豊かな時代を経験してきた我々世代は、かつてを思い出したりすると切ない部分も出るでしょうが…
昔は昔と割り切って、へんなプライドも棄てちゃって…
それほどお金を使わなくても済む、自分なりの楽しみを見つけないといけないです。
小欲知足、です。
さて我らが「社長」小倉唯さん、最近は殺人的スケジュールに忙殺されているということですが…
今日は故郷の群馬県に帰って「みどり市観光大使」3期目の委嘱状を受け取ったみたいです。
これは優先順位が相当高い案件なんですね。
郷土愛の強さは半端ない人なので。
というわけで、TikTokにあげていたこちらの動画が、今日のおまけです。どうぞ！
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