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マイバックをいつも2~3枚持っていて、使っています
河瀬直美監督作品の'03年の映画 『 沙羅双樹 』(「しゃらそうじゅ」)
( ↑ 上の画像は、この映画の DVD のジャケットです )
を、レンタル屋さんで借りて、家で見ました
「沙羅双樹」という言葉は、お釈迦様のお話のこと、
というのは、なんとなく、わかっているのですが、
詳しくは、知らず… 調べてみたら、
「沙羅双樹とは、お釈迦様が、まさに死なんとしているとき、
その床の四方に、二本ずつあったという、沙羅の木のこと」
だそうです…。
【※ ここから先は、映画のネタばれが、含まれています ※】
奈良の古い家並みが、そのまま残されている土地に、
墨職人を営む、麻生家の長男・圭は、
双子の弟・俊と遊んでいる最中に、路地裏で、
いつの間にか、姿を消してしまいます。
俊は、圭の行方を、母に問い詰められるが …
その行方は、ついに見つからないまま、時は過ぎ … 。
それから5年が経ち、麻生家の人々は、
姿を消した圭の面影を背負いながら、
日々の日常を、生きることになりました。
俊のガールフレンドの夕は、麻生家の近所で、
小料理屋を営む、伊東家の娘で、
下駄屋さんで、バサラ祭りに履く下駄を、直してもらい、
その帰りに、母と町中を歩きながら、
突然、自分の出生の秘密を、知らされ …
夕は、心の動揺を、隠そうとしているかのように、
平然と、母と会話を続けていましたが … 。
このシーンが、私には、他人事に思えなくて …
昔の自分と重なるところもあり、複雑な気持ちになりましたね …
麻生家の人々も伊東家の人々も、
親しい人の「死」を背負って、今を生きています。
それでも、生きていかなければならないのが、この世の常です。
自分が、自分として、生きていくことで、
生みの母のことを、受け入れようとしているように見える、
夕の姿が、ちょうど、少女から大人の女性へと、成長していく、
多感な時期でもあり、揺れ動く心も、垣間見え、
それを乗り越えようとしている姿が、「バサラ祭り」 で、
生き生きと踊り、まぶしいほどに輝いている夕に、感じられました
地元の人たち、みなが踊る姿が、とても美しくて、
素晴らしい、感動的な場面でした
河瀬直美監督作品を見て、思うことは、
出演している役者さんが、「演じている」 のではなく、
そこに、本当に 「生きている」 と、しぜんに思ってしまうことです。
映画 『 沙羅双樹 』 の DVD に、
今回、この作品を制作している河瀬組を追った、
ドキュメンタリー映像が、載っています。
どのように、河瀬組は映画を作っているのか、
この作品は、どこからやってきたのか、
とても興味深かったです !!
読んでくださり、ありがとうございます
それでは、また。。。
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