「 but all things must end, and we wanted to do it right, to do it our way. 」
2011年 9月21日、彼らの公式サイトで、マイケル ・ スタイプ は、こう語った。
そして、 R.E.M. は、解散することになった。
しばらくは、頭真っ白状態で、 「 えっ! なんでなんでー!? 」 って思っていたけれど、
最近になって、ようやく、心の整理ができた、というか、すべては、このマイケルの言葉にある、
と思うようになって、バンドに何が起こったのか? とか考えることが、もうどうでもよくなった。
わたしは、彼らは、きっと、おじいちゃんになっても、せっせとアルバム作って、
たま~に、ライヴ活動してくれるに違いない、と勝手に思っていたのね。
だから、なんか、ずっと、ピンと来なくてね、、、
懐かしむ、というよりは、ある意味、彼らの曲を聴くのを、あえて、避けていたんだな。
だって、聴いていると、当時のいろんな思い出が、よみがえってきて … (涙) ヤバかったからね。
でも、大好きな曲 『 Find The River 』 は、どうしても聴きたくなって、
“ 彼らと、彼らのファンのみんなと、自分に ” 捧げるつもりで、聴いていた。
R.E.M. - Find The River ( Parallel Video Version )
もう、本当に、彼らが大好きだったし ( もちろん今も ) 、
たとえ、昔、どこかのバンドの誰かさん?に、
「 マイケルの歌声が、どうしても、ひつじの鳴き声に聴こえて、まともに聴けないんだ 」
とか、言われてたとしても、自分にとっては、めっちゃ優しい歌声に、聴こえたし、
すごい、彼の歌声に、癒されてたんだと思う、今、振り返ってみるとね。
もちろん、これからも。
マイク ・ ミルズ とのハモりも、大好きだったし、
ピーター ・ バック のギターやマンドリンのアルペジオ、大好きだったな。
ビル ・ ベリー が、快復したときは、本当にうれしかった。今も元気に、釣りしてるのかな …
ブレイクする前に来日した、小さなライヴハウス ( MZA有明? ) と、ブレイクしてからの武道館2回の、
合わせて3回、ライブに行ったっけ。
新作の 『 Collapse Into Now 』 ( ラストアルバムになっちゃったんだね … (;_;)
を聴いて、すごい良かったから、 「 今度、来日したら、絶対にライヴ行くぞー! 」 って、
思ってたんだよね、、、
なんで、こんなに、彼らの音楽を、好きになったんだろう …?
80年代当時は、日本では、確か、ヴィジュアル系バンドが、流行っていたな。
UK 、US とも、売れすじアーティストばっかり、 TV やラジオで流れてて、
たいていは、工場で大量生産されたような、パッとしない曲と歌詞で、
派手なルックスに、しつこいセクシーさ、大げさなパフォーマンスとかで、
すごい、うんざりしちゃってた。一発屋も、たくさんいたな。
そんなときに、 たまたま、渋谷 陽一 さんのラジオ番組を、聴いていて、
当時、85年にリリースされたばかりのアルバム 『 Fables of the Reconstruction 』
を紹介していたのを、聴いたのが、 R.E.M. との出会いだった。
なんか、変わった?バンドらしいけど、音がおもしろそう! って思って、
確か、その時、渋谷さんが 「 この人たちは、すごい。これは、すごいですよ。 」
とか言ってて、イチオシしてたんだよね。
それで、アルバム ( アナログ盤 ) 買ってみて、確かに、曲はおもしろいけど、歌詞カードついてなかったから、
何歌っているんだろう? って思って、聴きとることも難しかったから、
当時、英会話を習っていた、教会系の英語学校のアメリカ人先生 ( 30歳くらい? ) のところに、
ラジカセ持って行って、 R.E.M. の曲を聴かせてみたら、なんか、頭ひねって変な顔したのね。
それで、 「 なまりがすごすぎて、聴きとれない ( 英語で ) 」 って …
「 彼らは、アメリカ南部訛りがある ( 英語で ) 」 って言うから、確かに!
彼らは、ジョージア州出身です、って伝えると、
「 ( ははー、やっぱりね ) 」 みたいな顔された。
もちろん、このインディー ・ バンドを、アメリカ人先生は、知る由もなかった。
彼らは、当時、あらゆる面で、すごく、先進的な感じがしたし、
今までのバンドの価値観からは、程遠い、独創性を持っていて、
それでいて、そこらへんにいそうな、大学生の兄ちゃん風な、親しみやすさが、
メンバーの見た目も、キャラ的にもあって ( 笑 ) 、
そんなところが、なぜか、妙にカッコいいと思った。
そして、言うまでもなく、彼らは、素晴らしい曲たちを、生み出していた。
R.E.M. の “ 隠れた?名曲 ” といえば、わたしの場合は、アルバム 『 GREEN 』 に入っている、
『 The Wrong Child 』 という曲。
マイケル ・ スタイプ による詩とメロディ、
ピーター ・ バック 、マイク ・ ミルズ 、ビル ・ ベリー による、
マンドリン、ピアノ、すべてが、ものすごい美しい。
昔の ジェファーソン ・ エアプレイン を思い起こさせるような、
アコースティックな弦の響きが、ノスタルジーを誘う美しさがある。
「 There ' s no one left to take the lead
But I tell you and you can see
We ' re closer now than light years to go
( 先導する者は ひとりも残っていない
だけど 僕が教えてあげるからわかるはず
僕たちは今 光年よりもずっと近づいた ) 」
この 『 Find The River 』 の歌にあるように、あの頃の自分は、
ずっと、 R.E.M. の音楽に、導かれて、いつも、彼らとともに、ありました。
そして、これからも。
ほかにも、語りたいことは、山ほどあるけど …
そろそろ、 “ お暇するタイミングを間違えないように ” しないとね。
終わりの はじまりの お語、 でした。
82年デビューリリースの5曲入り EP 『 Chronic Town 』 ( ガーゴイル?のジャケット ) から、87年リリース『 Dead Letter Office 』 、
『 DOCUMENT 』 まで、アナログ盤でした。現物は、押し入れ奥深くの段ボールの中にあると思う… たぶん。
REM - 7 Chinese Bros
( アルバム 『 reckoning 』 収録曲 )
R.E.M. - Fall On Me
“ What is it up in the air for long ? if is it so long ? It ' s over it ' s over me ”
( アルバム 『 Lifes Rich Pageant 』 収録曲 )
R.E.M. - Superman
( アルバム 『 Lifes Rich Pageant 』 収録曲。
「 “ガアァ~~~~オォ” 臨時ニュースを申し上げます!!東京湾にゴジラが出現!銃弾による攻撃も効果なし!ゴジラが渋谷方面に向かってー あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ーーー!!!」 )
R.E.M. - The One I Love
( アルバム 『 DOCUMENT 』 収録曲 )
R.E.M. King of Birds
( アルバム 『 DOCUMENT 』 収録曲 )
R.E.M. - Belong ( Live ) ( Film Is On Video Version )
( アルバム 『 Out Of Time 』 収録曲。当時の中国で起きた天安門事件に、心を痛めたマイケル・スタイプが作ったとされている曲。 )
REM Half A World Away BBC Live
( アルバム 『 Out Of Time 』 収録曲 )
Radiohead - be mine
( アルバム 『 New Adventures In Hi Fi 』 収録曲 )
REM-Sweetness Follows
( アルバム 『 Automatic For The People 』 収録曲 )
R.E.M. - I've Been High
( アルバム 『 REVEAL 』 収録曲 )
R.E.M. - Collapse into Now, the Trailer
( 動画が消えていましたら、ごめんなさい )
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