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山梨県立科学館に行って、プラネタリウム番組 『 オーロラストーリー ~星野道夫との対話 』 を、
観てきました。
オーロラの科学と神話、そして 星野道夫。
真摯なまなざしで、アラスカの人と自然を、多くの写真と言葉で残した表現者。
1996年8月8日、43年の短い生涯を閉じました。
「 オーロラストーリー 」 は、星野道夫の人生を軸にしながら、オーロラの神秘を
科学と神話の両面からアプローチした物語です。
科学の言葉では、地球と宇宙をつなぐオーロラ。神話の言葉では、生と死をつなぐオーロラ。
科学も神話も、 「 私たちはどこから来て、どこへ向かうのか 」
という人間の根源的な問いに応えようとする、人間の思考の表れと言えます。
星野道夫の残した言葉とともに、オーロラの魅力にせまります。
( ※ チラシの解説より、抜粋させていただきました。 )
星野 道夫 さんの本は、 『 旅をする木 』 と 『 長い旅の途上で 』 の、2冊を読みました。
『 風のような物語 』 は、読んでいる途中で、 『 森と氷河と鯨 』 、 『 ノーザンライツ 』 は、
これから、読もうと思っています
ずっと、楽しみにしていた、プラネタリウム番組 「 オーロラストーリー 」 を、
おちびたちといっしょに、観ることができて、貴重な、素晴らしい体験ができました。
アラスカの夜空を、再現したかのような、満天の星空は、言葉を失い、圧倒されるほど、美しかったし、
星野 道夫 さんの撮られた、アラスカのオーロラの写真と、現代のテクノロジーが、合わさって、
生まれた、あたかも、上空にあらわれたオーロラを、見ているような、不思議な感覚におそわれ、
息をのむほどの、美しさでした
そして、 「 ああ、なんて、人間は、ちっぽけな存在なのだろう 」
「 そこで、小さなことを、悩んで、迷ったりしている自分は、いったい、何なのだろう 」
と思わずにはいられませんでした。
いちばん、心に残ったことは、アラスカの先住民族の人々が、代々、言い伝えられてきた、
「 天上は、半円の球形状の柵でできていて ( ちょうど、プラネタリウムのような感じ ) 、
その最上部の中心に、穴が空いていて、そこから、オーロラの光りが、降りてきて、
死者の魂を、あちら側の世界へ、導いている。 」
という、死生観、でした。
わたしが、幼い頃 「 人は、亡くなると、お空の上に昇って、お星さまになるんだよ。 」
と教えられたことと、とても、共通する部分があって、なんだか、妙に、不思議に思いました。
星座の神話でも、同じようなことが、描かれていて、星や宇宙に対する、人間の想いは、
時を超えて、民族を超えて、共通するものがあるのではないでしょうか。
“ あちら側の世界 ” が、もし、存在したとしても、果てしない宇宙の彼方にあって、
決して、見ることができないのと、同じように、また、こちらの世界 ( 地球 ) も、
“ あちら側の世界 ” からは、見ることができないのでしょう。
でも、見えなくても、必ず、そこに、存在している、と信じることができたなら、
それは、人の心の中に、確かにあるのですね。
そんなことを、思いながら、光りの帯の流れのような、オーロラを観ていたら、
涙が、溢れてきて、止まりませんでした
オーロラは、見ている人に、有無を言わさず、直観的に、心身に訴えてくるようです。
今まで、感じたことのない、本当に、幸せな時間を、過ごすことができました。
「 人が 一生を閉じる瞬間、誰でも ある一つの強烈な風景を 思い出すとしたら、
自分は アラスカで 見続けた オーロラ かもしれない。 」
星野 道夫
山梨県立科学館の外観
ドームから望む景色
展望台から眺めた富士山
三日月の夜空
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