不思議な出来事~★~救ってあげたい命が、病がそこに有る。
あ~~危ない!このままでは事故に合う・・。あ~~病気だ・・。治してあげたい・・。何時も、そう思ってしまう!!でも・・・手が出せない!!
私には、事故の予知・病気を見抜き治療をし、完治する能力が有る。助けてあげたい・・・。声を掛けてあげたい・・。 でも、不審に思われるのも嫌だし・・・そう、思って見て見ぬふりを何時もして来た。
■ スーパーで会った、お年寄り・・・
近所の大型チェーン店のスーパーで、買い物をしていた時の事だった。会計を済ませ、買い物を袋に入れている最中、1mほど離れた場所で、お年寄りが、音も無しに静かに倒れてしまった。
周りの誰もが、そのお年より(お婆さん)に視線を向けた。しかし、誰も近寄らずままだった。私は、慌てて近寄りしゃがみ込み、「お婆さん・・・大丈夫?。」と、触れた。
すると、見ていた視線の中に、60代後半の男性が立ったまま、「何時もの事だから、そのまま放って置けば、治るから・・。」と慌てず淡々と言った。
その言葉に、誰もが離れていった。私は、しゃがんだまま、その言葉に一端は手を離し様子を見たものの、冷たく硬い床で尚も横に寝そべっているお婆さんを見兼ねて、再び体に触れてさすった。
抱き起こそうとした瞬間・・・。そのお婆さんの深い悲しみと寂しさが、伝わって来た。その苦悩や悲しみの原因は、「お前だろ!!。」と、言いたくなった。言いたく成った先は、60代後半のもの言った男だ。「馬鹿息子めが・・こいつ!。」頭に来た。
真夏だと言うのに、体が冷たい・・。「あ~血液が少ない・・栄養が足らない・・・食べて無い・・・あ~食べれないんだ・・。栄養失調だ・・。かなり悪い・・。長い間そうなっている・・。」抱き起こしながら、分かった事だった。
思わず、抱きしめたく成った。包んであげたかった・・。私は、ヒーリングを兼ねて、お婆さんの体をさすり続けた。
そこへ、孫と思われる娘さんが現われ、「済みません・・。大丈夫でしょうか?。」と、私に尋ねた。私は、看護師では無い。どうして私に聞くのかと言うと、彼女に付いている先祖霊が彼女に言わせたのだ。容体を私に知らせて貰いたかったのだ。
「かなりの貧血です。体温もかなり低下しています。直ぐに、病院へ連れて行き、栄養の点滴を打ってもらい、体を冷やさない様に、暖かくして下さい。しばらくは入院する事に成るかもしれません・・。」と、思わずしゃべってしまった。
すると、棒立ちに成っていた馬鹿息子が、「ご飯、ぜんぜん食べんのやから仕方が無いな・・。」と言い、知るか・・。ご飯を食べないお前が(お婆さん)悪いんや・・。そんな心の声が聞こえて来だ。
「この馬鹿息子め・・・!。お前の所為やろ・・!。」といい、胸ぐらを掴み殴ってやりたかった・・・。けれど、この年に成っても直らない馬鹿息子だから・・仕方が無い。と心を静める。
娘さん(孫)が、お婆さんを抱えながら、駐車場の車にゆっくりと歩いて行く後ろ姿を見ながら、「ちゃんと病院へ連れて行ってくれるだろうか?あの馬鹿息子が止めなければ良いのだけれど・・・。」と思った。
出来る事なら、あのお婆さんを家に連れて帰りたかった。治してあげたかった・・。暖かいご飯と、笑顔と暖かい言葉を掛けて・・スキンシップ・ヒーリングをし、一緒に暮らしても良いとさえ思った。出来ない事だけど・・。もし、母が生きていたならば、あのお婆さんくらいの年齢なのだろうか・・。
一言も、しゃべらなかったお婆さんの小さな背中を私は見送り、無事を祈った。
手を出せない領域が有る・・。幾ら、してあげたいと思っても、相手が望まなければ何も出来ない・・。理不尽と無力を感じ、胸が詰まる・・。
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