川柳 ~日々新た~

「川柳で世の中小さく折りたたみ」
日々の喜怒哀楽を川柳に託して綴っています。

2/2 Viva! 川柳  一月投稿分

2021-02-02 | 川柳

2021

1/1

牛倣いゆるりと参ろう年始め

除夜の鐘北風小僧伴に連れ

アケオメと丑年ズームで無事に明け

1/2

元旦は自粛余って庄助どん

商魂も選手と上る箱根山

 丑年は子年の大事反芻し

1/3

メールより賀状がよろし昔もん

グーグルや忘れた頃に紙芝居

容易には古屋放なさぬ思い込み

1/4

コロナ禍や見知らぬ道はまだ半ば

地球人息災かとのUFOのメール

年始め予断は油断たかくくり

1/5

新宣言だいぶ学んだ跡が見え

般若湯伴にお節の後始末

コロナ禍や此の冬いやによく凍みる

1/6

来ぬ賀状電話をかけて無事を強い

初詣日を違えたが社務所閉じ

ピカソの絵かわいく見えた美術館

1/7

再宣言何も変わらぬ老夫婦

オンライン紫煙燻らしペケ喰らう

陽を探し遅播きパンジー目を廻し

1/8

ドカ雪に遭うも捗るワーケーション

 トランプの恩赦頼りの騒乱罪

 コロナ禍やクシャミ三回只ならぬ

1/9

境内に人なく粥なく初薬師

ミツマタの花芽やっぱり三つあり

はくパンツそろそろいかがとマイブログ

1/10
メジロにも米粒残さぬ習いあり

どう生きるそう問われても歳が歳

名作を船を漕ぎつつ深夜便

1/11

コロナ禍や世の中眩しくなるばかり

袋入り千切りキャベツの罪深さ

カマクラも及ばざること過ぎた雪

1/12

コロナ禍を拭う希や新成人

民主主義ツイート三下り半を突き

手間暇も一口ごとに吊るし柿

1/13

買い物は一つの筈が手に余り

紅薔薇は棘まで赤く東京アンナ

コロナ禍や患者の後追う政

1/14

詠み十年捻くれ爺がそこに居る

尋ねれば黒いポットも喋りだし

続々と全国デビューの県知事さん

1/15

コロナ禍や石器時代も影落とし

午後八時自粛時計の針止まり

エビフライ窮屈そうな身のこなし

1/16

侘助がポロリと落ちたわが意中

棒読みをすればするで咎められ

丑年も夢か現か五七五

1/17

たまにはと男の料理命を受け

誕生日孫は会えねど恙なく

カタカナで正価の六掛け易くみせ

1/18

大相撲父もよく観た歳となり

東京もパリへとなびく次期五輪

「手を付けて」先ずは行司面を張り

1/19

レトルトに慣れて忘れる母の味

今日もまた丑三つ時のネタ探し

佳境入り大河ドラマは首長く

1/20

給食を口に仕舞って親に見せ

十日目にやっと黒星身は軽く

親方になっても横綱身のこなし

1/21

雪の労故郷は遠く手に余り

四年間ハートのエースは出ず仕舞い

軽やかにはたき込まれて宙を舞い

1/22

四年間一人称で世を仕切り

株高で花道飾ったお二人さん

水入りは近頃とんと大相撲

1/23

国づくり再び一つの名になろう

大寒や形ばかりの薄氷

自惚れもたまには良薬五七五

1/24

二つ目の小僧が侍る雪女

ヘッドフォン被り自粛を二重とし

襟元や氷雨飛びこむ冬最中

1/25

バイデンは一つ上だと鞭が入り

山登り楽しみ多い下り道

横綱がいなくも下っ端意地を見せ

1/26

ヨクモクに目を丸くして五十年

腰なくも訳知り顔の伊勢うどん

奥多摩も年改まり冬の顔

1/27

打つ打たない小さなハートが揺れ動く

電話口おいしい話の押し問答

富士の山一見客に情けかけ

1/28

いつの間にクラブに通う党となり

冬日でもウーバーイーツ熱いまま

答弁にネットの時代時差覚え

1/29

一億人よくぞ数えた患者数

冷えた居間温くなるまで寝てるフリ

テレワーク一真似て川柳足が冷え

1/30

汗出せば次いで句も出るジム通い

昼ならば飲んでもいいと言われても

サラ川もリモートワークで羽伸ばし

1/31

梅一輪確かに咲いて寒は底

爪を切るよくできているなと品定め

冷凍のミョウガを融けば去年の夏

 

 

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2/2(火) 時節柄天を仰いで恵方巻

2021-02-02 | 川柳

今日の川柳

 

時節柄天を仰いで恵方巻

じせつがらてんをあおいでえほうまき

 

頼りは天に。

東西南北、どこもかしこもウイルスだらけで天を向くしか・・・。

喉につかえぬように注意しよう。

 

 

 

東北の海を宥めて伴は牡蠣

とうほくのうみをなだめてともはかき

 

 

今シーズンほど牡蠣に馴染んだ年はない。

大粒の新鮮なものが手ごろな価格で求められる。

豊饒な東北の海が今後とも穏やかであることを願いながら味わっている。

 

 

 

敬老会今を盛りのブログ談

けいろうかいいまをさかりのぶろぐだん

 

失礼ながら、感謝感謝、有難く来訪者の方々。

 

 

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九年前 2012/5 の拙作(再掲)

 

マスコミの あちこち川柳 載るご時世

 

気のせいか多様なマスコミ界のあちこちに川柳がよく載るようになり、うれしい。

どちらかと言えば、日陰者扱いだった川柳。

陽が少しづつ当たるようになってきました。

 

〔資料:グーグル検索より〕2012現在

最近、いろいろな川柳コンテストが開催されている。
サラリーマン川柳は、誰しも知る年末の風物詩となっているが、
そのほかにも、さまざまな川柳コンテストがあるようだ。

たとえば、オタク川柳。今年で第5回目を迎える、こちらの
川柳は、オタクの叫びが詰まっている。
たとえば、今年グランプリをとったのは、
「この知識 オタクに普通 世に不通」
確かにそうだと、思わず吹き出してしまった。

そのほかにも、今年初めて開催された「婚活川柳」
金賞を受賞したのは、「大丈夫 結婚線が ある限り」
なんとも切実な句である。今話題の婚活者の、心からの
叫びのような気がして、思わず苦笑いしてしまう。

さらには、「ブラ川柳」なんとこちらは12回目を迎えたそうだ。
こちらの大賞は、「落ち気味の 胸の支持率 ブラで上げ」
こちらの川柳も、女性は思わず苦笑いをしてしまう。

上記以外にも、「水虫川柳」や「いい夫婦川柳」など、さまざまな
川柳があるらしい。
もしかしたら、川柳ブームなのかもしれない。

 

 

2021

 一月投稿句

 

 

コメント (1)
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