川柳 ~日々新た~

「川柳で世の中小さく折りたたみ」
日々の喜怒哀楽を川柳に託して綴っています。

2/27(土) 機内食窓の向こうに梅が咲き

2021-02-27 | 川柳

 

今日の川柳

 

フランスパンダックスフントを買うような

ふらんすぱんだっくすふんとをかうような

 

胴長。

馬鹿馬鹿しいことですが、

とイメージしています。

 

 

機内食窓の向こうに梅が咲き

きないしょくまどのむこうにうめがさき

 

 

機内食が市販され、人気らしい。

でもやっぱりね。

 

 

来世紀先まで延びた油枯れ

らいせいきさきまでのびたあぶらがれ

 

「油断」は二十二世紀まで当分避けられそう。

シェールオイルの開発も下火に、燃料ではなく原料として原油は未来へ残す。

あと〇〇年で原油が枯渇すると脅かされ世界を股に油田を探し回ったことが噓のよう。

膨大なエネルーギー消費を賄うには石油以外に考えられなかった時代のこと、ほんのちょっと前、数十年前のことだ。

今やLNGや水素、再生エネルギーなど石油代替エネルギーが脚光を浴びる時代へとなった。

我々の世代は、化石エネルギーの代表原油を使い果たした世代として後ろ指を差されることもなくなった。

その代わり地球の温暖化を差し止めるという重大な役を課せられるようになった。

 

参考

油断!』(ゆだん)は、堺屋太一が1975年に発表した小説。

中東からの原油輸入が制限されるようになった時に、日本はどのような状況下に置かれるのかを書いたシミュレーション小説である。

1973年に小説の第一稿は書き上げられていたが、現実世界で本物のオイルショックが発生したため、不安を助長させないために出版を見送った。

石油危機が落ち着いた1975年に、第一稿に若干の修正をして出版された。

当初、堺屋は産業経済省出身として素性を伏せていたため、覆面作家として発表した。

あらすじは中東で戦争が勃発し、中東からの原油輸出が制限されるようになった。

原油のほとんどを輸入に頼る日本は経済システムが麻痺していき、社会混乱が加速していく。

 

2021

一月投稿句

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