今日の川柳
満開のサクラをよそに大クサメ
まんかいのさくらをよそにだいくさめ
温暖化のせいか花粉が飛散する時期と重なり始めた。
終活の思惑も消え自粛中
しゅうかつのおもわくもきえじしゅくなか
二つは相入れない仲。
節制も見事コロナに見透かされ
せっせいもみごとたころなにみすかされ
ヒトの知恵の上をいく。
新型コロナもなかなかのもの。
今日の川柳
咲き急ぐサクラコロナを置いていく
さきいそぐさくらころなをおいていく
人間社会はコロナに蹂躙されているが、季節は正しく移り行く。
忖度を願う接待あるなしや
そんたくをねがうせったいあるなしや
もう言わずもがなの接待攻勢。
ボランティアついでのアカペラ大舞台
ぼらんてぃあついでのあかぺらおおぶたい
一昨日は地域のホールでのボランティア活動。
小さな子がいる家族を招いてのプチ音楽会、受付や案内の係。
後片付けの際、無観客の舞台で思いきり声を張り上げてみた。
今日の川柳
カセットを廻して編んだプログラム
かせっとをまわしてあんだぷろぐらむ
カセットテープが復権しているらしい。
小生がPCに馴染み始めたころ(４０年ほど前)は、カセットテープは手軽な記録媒体であった。
音楽ではなくプログラムを記録することに違和感があったが重宝した。
次に登場した記録媒体はソニーが開発したフローッピーディスクであった。
今でも当時記録したディスクがしこたま手元に残っている。
地方自治体の一部では今でもフローッピーが活躍しているそうだ。
なお初めて使った機種 FM-8（富士通社製）8bit、言語はBASICでした。
菜の花に惚れた蕪村を師と崇め
なのはなにほれたぶそんをしとあがめ
ネットより
句作りで小生が頼りとする（色彩感、香り、動的時空）ところ。
最も好む句です。
菜の花や月は東に日は西に
春の海ひねもすのたりのたりかな
人間の節度コロナに見透かされ
にんげんのせつどころなにみすかされ
見透かされているなー、不敵なコロナめ。
ヒトの心の根っこにある欲望にはどう太刀打ちしていったらいいのだろうか。
今日の川柳
脳トレの強がり表紙の申告書
のうとれのつよがりひょうしのしんこくしょ
いつまでできることやら。
蜜避けた内緒話がこぼれてる
みつさけたないしょばなしがこぼれてる
ということもあるのでは。
結果出ぬ自粛に欲しい道案内
けっかでぬじしゅくにほしいみちあんない
もうどしていいかわからないのが本音。
今日の川柳
春嵐や大虹遺し北の海
しゅんらんやおおにじのこしきたのうみ
横浜市内にて（2021/3/13）
珍しいほど大きく、鮮やかな虹でした。
払い過ぎ税戻すのも今のうち
はらいすぎぜいもどすのもいまのうち
還付税という変な名称の過払い税。
今年も無事書類を作成し還付申請を終えた。
e-Taxによる申請を試みたが、苦戦し諦めた。
紙ベースで税務署に送る。
こんなことができるのもあと数年か。
手続きできなくなったら過払いを続けてしまうのだろうな？
故郷を十丈の壁囲い込み
ふるさとをじゅうじょうのかべかこいこみ
ネットより
高い高い防潮堤で故郷が大きく変容した。
