今日の川柳
数多の矢放つも外れる予約券
あまたのやはなつもとどかぬよやくけん
コロナワクチンの接種予約。
ネットで予約できる人数は、電話予約より絞っているのかも。
遅ればせながら虜のコカコーラ
おくればせながらとりこのこかこーら
コーラが日本でも馴染みになってきたころ、こんなクスリっぽい飲料なんて真っ平と思っていたが・・。
カロリーオフの品があるのが有難い。
近くのドラッグストアで２Ｌ入りのをまとめ買いをしている。
特にジムから帰ってきたときのコップ一杯がおいしい。
分かること分からぬこともマスク顔
わかることわからぬこともますくかお
日ごろ見慣れている方でも気づかぬことがある。
その違いはどこからくるのだろう。
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古(江戸）川柳 おちぼひろい 田辺聖子選
腹の立つ裾へかけるも女房なり
今日の川柳
生業も命あってのものの種
なりわいもいのちあってのもののたね
まっ、昔からの言い伝え。
スケボーの動画に続く外科便り
すけぼーのどうがにつづくげかだより
最近親に買ってもらったスケーボーをなんとか乗りこなすようになった孫。
その様子がラインで動画が送られてきた。
その数時間後、左手の骨折で今病院で手当てをしているとラインが入る。
いやいや・・・・。
念のためグーグルマップでニシキヘビ
ねんのためぐーぐーるまっぷでにしきへび
同じ横浜市内、試しに逃げ出した地点を確かめてみた。
目と鼻の先に名門ゴルフクラブ、
またズーラシアまで数ｋの地点である。
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古(江戸）川柳 おちぼひろい 田辺聖子選
くどく奴あたり見い見いそばに寄り
今日の川柳
何処往けど赤字赤字のお出迎え
どこゆけどあかじあかじのおでむかえ
コロナ禍で人の往来が大きく制限され陸海空、いずれの公共機関も経営が大変。
一服で気が済む八十八夜の茶
いっぷくできがすむはちじゅうはちやのちゃ
八十八夜、新茶の季節。
煎れるのは年に一度、一服すれば気がすむ。
その他は相変わらず番茶の類を嗜む。
小魚は群れて大魚に立ち向かい
こざかなはむれてたいぎょにたちむかい
小もの、弱小な生き物はふだん群れて生活するのが習い。
大昔から小さな弱小生物が延々と現在まで生き延びている。
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古(江戸）川柳 おちぼひろい 田辺聖子選
居候よんどころなく子煩悩
今日の川柳
徒にいいねを押して後ろ指
いたずらにいいねをおしてうしろゆび
「いいね」、１クリックしてアルバイト。
「いいね」はどうでもいいねになりかねない。
参考
SNSや動画サイトで架空のフォロワーや「いいね！」を売る業者がある。
「SNS集客承ります」「1いいね=1・2円」。
検索すると、10を超える業者のサイトがヒットした。
世の中の不思議を喰って生きている
よのなかにふしぎをくっていきている
世の中は分からないものだらけ、生きるたのしみの一つ。
おちょやんはこれからだっせとアチャコさん
おちょやんはこれからだっせとあちゃこさん
映画「お父さんはお人よし」ネットより
やっと名コンビの誕生と期待していたがあっけなく終わってしまいそう。
ちょっと話がちがうんじゃない？
参考
『お父さんはお人好し』は、
長沖一・原作、NHK大阪放送局制作。
NHKラジオ第１放送で
１９５４（昭和２９) 年１２月３日から１９６５年３月29日まで全500回放送されたラジオドラマ。
戦後の花菱アチャコと浪速千栄子の代表作となる上方人情ドラマで。
絶大な人気を博して関西喜劇ブームの作品となり、映画化もされた。
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古(江戸）川柳 おちぼひろい 田辺聖子選
なきなきもよい方をとるかたみわけ
今日の川柳
この夏も二匹目のどぜうキウリ植え
このなつもにひきめのどじょうきうりうえ
昨年台所の軒下を利用してキウリを育てた。
苗は二本でのささやかな収穫ではあったが重宝した。
妻が今年も植えてよというものだから二匹目のどうじょうを狙ってやはり二本植え付けた。
マージャンに非ず天から降る「天和」
まーじゃんにあらずてんからふるてんほう
中国が打ち上げた宇宙ステーション「天和」のロケットの残骸が地表に堕ちてくるという。
その記事を見たとき思わず麻雀の上がり手の一つ、「天和」を思い出した。
その手で上がったことはないが、同じく珍しい手「九連宝橙」はただ一度学生時代経験したことがある。
仲間から死ぬぞと揶揄われたが未だ健在。
参考 天和（テンホー）
麻雀牌136枚から無作為に14枚選んだものが和了（あがり）の形になる。
確率はおよそ33万分の1であることが知られている。
すなわち親の配牌33万回に1回程度の割合で出現する役である。
半荘1回あたり親を3回とし、毎日半荘5回ずつ打ったとしても61年に一度しか和了できない計算になり、
九連宝橙と並ぶ希少価値の高い役である。
塾通いアダルトサイト覗く子ら
じゅくがよいあだるとさいとのぞくこら
ジムからの帰りのバス車内。
前席に座っている塾通いの二人の男子・六年生（？）、
顔寄せ合って覗いているスマホ画面がちらっと見えた。
なんと・・・。
親はこんなこと知らないだろうな。
ロックをかければある程度防げるのだが・・・。
スマホを持つ孫たちが急に心配になってきた。
止めるようそっと声をかけなかったことが悔やまれる。
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古(江戸）川柳 おちぼひろい 田辺聖子選
屁をひってをかしくもないひとり者
