
潮海寺山門

潮海寺
静岡県菊川市潮海寺
潮海寺は、奈良時代の聖武天皇治世下の頃(西暦750年 天平年間)、行基によって創建されたと伝わります。
平安時代に入り、奥州平定を成した坂上田村麻呂が帰依して寺領を寄進する等、隆盛を極め、最盛期には寺領3千石、75坊を数える遠州地方きっての名刹となりますが、その後 戦国時代になり、今川氏、甲斐武田氏、徳川氏と数々の戦乱に巻き込まれ、多くの伽藍が焼失しました。

本堂

薬師堂

徳川家康が遠州を支配下に置くと、荒廃していた本堂等を再建するように家臣 遠州 横須賀城主 大須賀康高に命じた記録が残ります。



薬師奥の院
本堂から薬師奥の院までは、直線距離でおよそ約2キロあり、現在 茶畑となっている地も当時の潮海寺の寺領で、至るところに焼失した寺坊がありました。