青草俳句会

草深昌子主宰の指導する句会でアミュー厚木での句会を主な活動としています。

青草本部句会(2月)

2020年02月27日 | 青草本部句会
令和2年2月14日(金)午後2時~5時句会場アミュー厚木608号室
  兼題「和布」席題「青」

 (以下特選句)
  若布干す縄新しく張つてをり   さとみ

  ひらひらの若布拾ふや由比ヶ浜   小径

  夢路ゆく若布ゆらゆら海の底   欣次

  若布売り手早く捌く皿秤    きなこ

  大福の甘さも丁度梅まつり  あき子

  春の野に座れば小さき子となれり  桂香

  二度寝して障子の白さ寒明くる  金太郎

  青空にけぢめつけたる花モミザ  あき子

  にいにいと駆け寄る妹や春の宵    美知江

  雲晴れて本部句会の午後の春  珠水

  ふらここの今てつぺんや丘の上   まさ一

  節分の空は真青の抜けにけり  草蛙

 主宰作品
  潮風の折々種を下ろしけり  昌子
  春宵の椿油の匂ひけり   
  大洋の和布干し場にひらけたり