青草俳句会

草深昌子主宰の指導する句会でアミュー厚木での句会を主な活動としています。

第21回 毎日俳句大賞

2018年02月19日 | トピックス

毎日俳句出版『俳句&あるふあ』増刊号にて、2017年毎日俳句大賞の入選発表がありました。

「青草」会員から、見事、佳作の受賞ならびに予選突破をされましたので報告いたします。

   本当におめでとうございます。

 

 

◎宇多喜代子選

 佳作

   殿町の鯉のざわめく大夕立    森川三花

 

◎小澤實選 

 佳作

   夏座敷三点倒立してをりぬ    間 草蛙

 

 

◎予選通過作品

  新聞を丸めきつたる蠅叩      松尾まつを

  独り居の日々の気ままや秋の蠅   松尾まつを

    百姓の肩に来て鳴く秋の蟬     二村結季

  縄文の祭祀遺跡や初紅葉      鈴木一父

  殿町の鯉のざわめく大夕立     森川三花

  迫り来て船を包まん雲の峰     森川三花

  凧高く水のやうなる深空かな    間 草蛙

  夏座敷三点倒立してをりぬ     間 草蛙



☆結社別予選通過句数

 「青草」 7点

参加274結社の中で堂々10位の予選通過句数でした。

投稿の皆様のご健闘有り難うございました。

 

 

   ∞

 

 平成30年2月4日(日)朝日新聞朝刊

『朝日俳壇』に、青草会員が見事入選いたしました。

 

長谷川櫂選

 寒晴や嘴たたくフラミンゴ    坂田金太郎

 


青草新春句会(2018年)

2018年02月19日 | トピックス

「青草」の総会ならびに新春句会が、2月14日(水)厚木市総合福祉センターにおいて開催されました。

はじめに草深昌子主宰の挨拶があり、続いて松尾まつを編集長より前年度活動報告と今年度活動計画案、規約改定が発表され、出席者42名全員の拍手でもって承認されました。

続いて、華やかなうちにも緊張の新春句会が催され、以下の方々が受賞され、豪華賞品が授与されました。(2句出句・2句選句)

 

 

◎草深昌子主宰選 

天賞  月食の影赤くある雪間かな     奥山きよ子

地賞  散りさうで散らぬ一ひら梅日和   日下しょう子

人賞  奥山の木彫めきたり春の雪     間 草蛙

 

◎松尾まつを選

天賞  あの人に束であげたきチューリップ 長谷川美智江

地賞  春泥の轍の跡や約百歩       泉 いづ

人賞  春霞雨降の嶺の力瘤        東小薗まさ一

 

◎最高得点賞

      手鏡で父に見せたり初桜      末澤みわ

 

◎草深昌子主宰選

      春めくや湯気に日射しの堆肥小屋  二村結季

      花筏言問橋に見送りぬ       松尾まつを

      春浅し薬缶の湯気の白きこと    芳賀秀弥

      薄氷を割らずに歩く齢かな     米林ひろ

      立てば開く扉の外の街おぼろ    山森小径

      春立つや鳴子こけしの花模様    山森小径

      寒明くる牛は大きく声上げて    湯川桂香

      梅林に日のさし込みて長寿会    新井芙美

      手鏡で父に見せたり初桜      末澤みわ



句会終了後、会場を移し懇親会を行いました。

バイキング料理をいただきながら、一父さん、乾恵さんの進行で、本日受賞者の歓びの声、結社誌「青草」3号の感想など、楽しくも和やかな挨拶が相次ぎ、大いに盛り上がりました。

 

     春障子大海原にひらきけり      草深昌子