トラの日記 

埼玉県在住のトラの日記。気になったもの何でも書きます。ご意見ご感想お待ちしてます。

合気道 今日の稽古

2009年03月26日 11時30分54秒 | 合気道
体調悪く1週間以上もお休みしての久々の稽古でした。
今回は胸取りを基本に一教二教などの基本技を練習しました。
普通、合気道の胸取りは腕をのばしてコブシを縦にして相手の胸倉をつかみ、受けの人はそのままの体勢で力を込めて耐えます。ですが、外に出れば実際にはそのような形で胸倉をつかまれることは少なく、たとえばコブシを横にしてひねり上げるなどということになると思います。そのようないろいろな状況で力のある人からすんなりとコブシを返し、技に持ち込むためにはということを教えていただきました。
表現としてなかなか文章には書きにくいですが、まずはやはり脱力。こちらが力を入れてしまうとそれが相手に伝わり、こちらの力の動きを相手に察知されていしまします。そして、手ではなく腰を使い相手に対して外回りの弧を描くようにして相手のつかんでいる腕と体を導いてやることです。相手の肘を崩し自分の体を変えて投げるのが一番実用的とのことですが、今回はどうすればきれいに基本技に持ち込めるのかということに重点を置かれたとの先生のお話でした。
今回の稽古の中での上達点はやはり胸取りから相手の体を崩すということでしたが、もう一つおもしろかったのが、一教で完全に押さえられた状態から体を返すというもの。完全に脱力した状態で押さえられた腕を畳と同化させてスッとひじを曲げ体を起こすというもの。何度か練習するうちに何とかできるようになりました。先生の腕を一教の押さえをしているときに力が入っているとこちらも押さえやすいですし、やはり脱力状態だと力が入っている気がしなくなってしまいます。そこから相手の虚を衝いて瞬時に体を返すことが重要なようです。その稽古の時に「これはなかなかできないのですごいですね」と褒めていただきとてもうれしかったのですが、なぜできるようになったのか?それはやはり先生の言葉を信じ雑念をなくし、素直に言われた通りのことをしたからなのだと思います。言われた通りのことをしてもなかなか思いようにいかない、上達しない、など特に仕事の面で今までとても多くの経験をしてきましたし、同じようなことを考えるかたは多いと思います。たくさんの練習をしても上達しないから才能がない私にはできないと考えるのではなく、本当に指導していただいている方のことを信じて、その通りにしているのだろうかと考えることも必要なのだと思います。自分の中に疑いなどの雑念があればある程上達からは遠のきます。ただ、やはり人には悪意を持った方もおられますのでそれを見分けるということ、よい指導者に出合うということが一番の問題ではあると思いますが…。私は合気道をする中で、技などではなくこういった部分を一番勉強させていただいていると思っています。

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