トラの日記 

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合気道 今日の稽古 心の連鎖

2010年04月13日 11時34分07秒 | 合気道
技をかけるときに効かせてやろうとか、自分の技術を見せつけてやろうというような気持ちで行うとほとんど上手くいかないものです。たとえ正しい動きをしたところでどこかに余計な力が入り、相手は敏感に其の感覚を察知します。
先生から教わった正しい動きを行うことに徹していたり自分の技術の向上のため新しいことを試したり、また、たとえ相手が下のものであったとしてもどのように動けば相手の技術の向上になるのか、相手からなにか学ぶことはないかなどといった気持ちで行うと不思議とうまく技は決まります。

このようなことは、稽古以外の身近なところでも起こっていると最近感じます。

今、英語というコミュニュケーションの技術を学んでいるので会話や行動が人の心に与える影響に興味が出始めています。
海外というすべてのことに慣れていない環境で生活していますと、自分の心に日々波があります。調子の良いとき悪いとき、クラスの友人やいつも行くお店の店員さんなど顕著に雰囲気が変わります。

合気道の稽古の時と同じことで、持っている気持ちが言葉や行動に映り、相手はその気持を敏感に察すると言うことであります。

たとえ同じ言葉を話したとしても自分が持つ雰囲気に反応し、相手の気持にまで影響を与えるようなのであります。
マイナスの気を相手に送ればマイナスの気が帰ってき、それが周りにも伝わってしまうのです。逆もまたしかり、自分がプラスの気を送れば周りまでプラスの気で満ちると言うことです。これは、一つところから出た気は周りにも影響を与え、いかようにでも変化をさせることができると言うことではないでしょうか?

いくら自分がマイナスの気を発しないように務めたとしても、周りからマイナスの気をもらって影響を受けてしまうと言うこともあります。

合気道と言うのは不思議な武道で、技そのものは人を傷めつけるための技術であるのに、技が持つ意味と同じ気持で技をかけるとまったく上手くいかないのです。心を空にするかもしくは相手を慈しむような気持ちで行わなければいけないのです。日々、技術と心の稽古が必要な武道なのです。

人からマイナスの気をもらいそうになったときに正面からそれを受けてしまうのではなく、例えば抜きや合せのようにいちど心をスッと引き、相手にプラスの気を投げかければよいのではないかと思います。

なかなかうまくは行かないものではありますが・・・。

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