合気道 今日の稽古 成長のカタチ

先日、久しぶりでいつもお世話になっている日本の合気道の先生とお話をさせていただく機会がありました。
シドニーでの生活のことやシドニーの合気道道場の様子、技のことなどお話させていただきました。そのなかで海外の方の関節の強さのことやそれに対処するためには先生から教えていただいた基本が必要であり、その大切さが改めてわかったということを話しました。
その時先生が言われたこと。「あなたは基本に戻ってきたんですね。」ということ。先生の言う事には技の成長の段階として、初めは基本を習い、それができたと思うと少し応用に近いことをやりたいと思うようになり、それもできたと思ったらまた同じように違うことをやり、回りまわってまた基本にもどるというのです。それはまるで螺旋階段を登っているようだとおっしゃっておりました。５年間稽古してきてようやく自分は一階から二階までの階段を登りきったと言うことでしょうか。
先日このブログに書いたノンリニアの法則とあわせて考えるとまさに武を修練すると言うことは螺旋階段を登るのと同じなのであります。

それはおそらく仕事やスポーツなど他のものに対しても同じことを言うことができるのではないかと思います。螺旋階段が作られる地面は固い地盤のしっかりとした基本があり、そこに一段一段の修練や学習などの段を作っていき３６０度登りきったところが二階。そこにまたしっかりとした基本の土台を作りまた次の回を目指す。人は一体ひとつの螺旋階段をどこまで登ることができるのでしょうか？
出来うる限り上まで登ってみたいと思います。