川べのお茶

旧ブログから引っ越ししました。
仕事のこと、暮らしのこと、時々ぼやき(?)

LIXIL体感ショールームへ。

2018-11-16 | 取材
この日は現在プランニング中のお客様をお招きして、
新宿のLIXIL体感ショールームに伺いました。


家づくりにあたっては
ランニングコストや健康への影響等、
断熱の重要さはあらゆるところで語られていますが、
これほど実感が伴わないものはない。
実際、住宅取得後のアンケートでも、
「やっとけば良かった」項目のトップですが、
「建てる前の希望項目」ではランキングの下のほうに位置してます。

住んでみて初めて分かる、しかし後からはなかなか手を入れ難い「断熱」の違い、
これを体感いただく、おそらく国内では一番進んだショールームです。




「昔の家」「今の家」「未来の家」と、
同じ環境下で断熱の違いを体感していただきます。


ご一緒したお客様のお子さんも、真剣。


気合入ってます。


参加されたお客様も
現在新居を検討中とあって、興味深くご覧になって頂けたようです。
「(断熱について)技拓さんが言っていたことが実感できました」とも。

建てる前はなかなか分からない断熱事情、
家づくりの参考になりましたら嬉しいです。

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入間市・O様邸、取材です。

2018-11-13 | 取材
ちょうど1年前にお引渡しの入間市・O様邸に、
住宅誌の取材でお邪魔しました。



床のナラ無垢フローリングが良い色合いになりました。

いつもはお子様たちでにぎやかなO家、
平日の昼間とあって、しっとりと落ち着いた雰囲気です。



ご主人の書斎は珪藻土の壁と無垢の床材で。
心なしか空気が清々しいです。


O様邸は家族皆が楽しく暮らしやすく、がテーマの家。
吹抜やスリット階段などは敢えて設けず、
ある意味オーソドックスな家です。
その分、施工の丁寧さ、納まりの美しさが際立つ家であるように思います。
撮影のカメラマンさんが
「(新築なのに)何だか懐かしい家ですねえ」
とつぶやいていたのが印象的でした。


この家がどんなふうに編集されるのか、
とても楽しみです。
編集の皆さま、よろしくお願いいたしますね!
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御殿場散歩その2

2018-10-16 | 取材
前回の続きです。


旧岸邸から車で2~3分ほど、
「秩父宮記念公園」に到着です。

秩父宮記念公園
昭和16年8月から約10年間、
秩父宮(昭和天皇弟宮)両殿下が実際にお住まいになられていたご別邸を、
秩父宮妃勢津子殿下が平成7年8月にお亡くなりになられた際のご遺言により
御殿場市に御遺贈された約1万8千坪の敷地面積の公園です。


ヒノキ林のエントランスから


水引草の咲く石畳の小道を抜けると


見事な枝垂桜のもと、


堂々たる茅葺の建物が建っています。




 下の広場から

見事な茅葺のこの建物は、
享保8年(1723年)に御殿場市内に建てられた民家を移築し、
内部を改装して
居間・応接室・書斎として
実際に宮様ご夫妻が別邸としてお住まいになっていたものです。


前庭の正面には富士山。
(残念、ちょっと隠れてしまった)



内部は
土間を改装したクラシカルな応接間、


昔の面影を残す囲炉裏の間。


何とも趣のあるステンドグラス。



300年近く前の建物が、
メンテナンスされ美しく保たれていました。
もちろん内部は改装を重ねた事と思いますが、
構造体はおそらくはあまり変わらないかと思います。
本当に「木の生命(いのち)」って、手入れ次第だなあ!


この公園は「花の公園」としても有名で、
訪れた際は秋の花々が咲き乱れていました。

さざんか

水引草

なんでしょう、鮮やかな紫の実と可憐な花


シュウメイギク



併設する新館は今は記念館となっており、
秩父宮両陛下のあゆみなどがパネル展示されているのですが、
その一角に


妃殿下専用の浴室が!

春には中庭の桜を眺めてのご入浴だったそうですよ。
優雅だわあ。
(専用の浴室、憧れです)
(自分で掃除しなくていいなら。爆)


自宅のある埼玉西部からは
車で約1時間半、
お天気にも恵まれたショートトリップでした。




秩父宮記念公園HP → 
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御殿場散歩

2018-10-13 | 取材
我が家の日曜BSの定番「百年名家」にまたも(社長が)触発され、
御殿場へプチトリップ。
(インター付近のアウトレット渋滞が凄かった!)




茅葺の山門から美しい竹林のアプローチを進みます。

その先の雑木林を抜け、ぱっと視界が広がると、


ゆったりとした車寄せの向こうに、
そっけないほどすっきりとした邸宅が現れます。


1960年代安保闘争の時代、首相を務めた
岸信介の別邸です。
(岸家長女は安倍現首相のお母様)
(幼いころの安倍サンも遊びにきたのかしら)
設計は近代数寄屋の第一人者といわれる、吉田五十八(いそや)。
施工はこれも業界では名高い、水澤工務店。
(こちらの会社は坪ン百万以下の依頼は受けないとか
築約50年ほどの、吉田五十八の晩年の名作と言われています。

庭側からの風景。
左から、茶室・居間・食堂。

  東山旧岸邸・HPよりお借りしました

建物は、ただもう「端正」の一言。
無駄な線というものが一つもなく、
ぎりぎりまで引き絞った「引き算」の建物という印象です。
それでいて緊張させられることは無く、
ゆったりとくつろげる、
豊かな空気が流れているように思いました。
さる著名な外国の建築関係の方が
「エクセレント・・」と呟いたというエピソードも頷けます。


そして各室から眺める、庭園の見事なこと。
それも
床に、ソファに、食堂の椅子に座った時、
それぞれ一番美しく景色が映えるよう、
開口を吟味しているそうです。


居間から、ソファ目線です(余計なヒトが入ってる 笑)
テーブルに映り込む景色も計算済み。すごい。
もちろん家具も設計してます。



こちらは食堂の大テーブル越しから。
中央のモミジの奥には小川が流れ、
さらさらと音も楽しみます。


庭に向う大開口の建具部は、

雨戸・網戸・サッシ・障子、すべて引き込みできます。
(結果、この枠部分のブ厚いこと!)

ちなみにこのサッシ、
設計事務所物件でよく採用する木製サッシではなく、
なんとアルミサッシです。
冬は寒さ厳しい土地柄を踏まえてなのでしょうか、
工業製品も積極的に取り入れる姿勢は、
僭越ですが「若々しい感性だなあ」と思いました。
(壁にも一部、塩ビクロスが使われていました)
ただ当時はアルミサッシは出だしの頃、
生地のままのいわゆる「アルミ色」しかなかったところを
設計者がメーカーに特注色として作らさせたとか。
これ、現在の「ブロンズ色」の最初だそうです。
(ただのアルミサッシじゃない、さすがだ・・)


そうしてこの建具。

食堂の壁沿い、カトラリー入れとして使用されていたそうですが、
(右の格子部には空調設備が隠されています)
この納まりを見て下さい。

(職員さんに開けて見せて頂きました)


窓枠・障子の桟など全て面取り、あくまですっきりと見せています。

(うまく写せなかったのですが、巾木まで面取りしてましたよ・・)


・・・圧巻。
社長と二人、
ただただ唸っておりました。

そして建築自体ももちろんですが、
その維持管理も素晴らしい。
大開口の引戸の滑らかな納まり、
狂いの無い建具、無垢の床板。
携わった職人の技術もさることながら、
丁寧に手を入れてきた軌跡が判るような、
家に対する「愛情」を感じさせる建物でした。





ここは現在、和菓子の「虎屋」さんが維持管理されています。
同じ敷地内には「とらや工房」として和カフェがあり、
シゲキされた頭を休めようかと思ったら、

この行列!
和菓子とお茶のセットの為に
2時間待つ情熱はございませんでした・・・。
(この建物も「都市景観賞」受賞作です)



利休さん?に見送られつつ、
次の場所へ。



東山・旧岸邸HP → 

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大事な、お金の話。

2018-09-22 | 取材
昨日は雨の中、都内へ。






こんな講習を受けてきました。


新築住宅を考えたとき、
ほとんどの方が「住宅融資」、ローンを利用されると思います。
月々いくらまで返済できるのか、
金利はどうなのか、
何より「私はどのくらいまで借りられるの?」
・・・不安ですよね。

「住宅ローン」、
大体の方は一生に何度もある事ではなく、
「初めて」尽くしの事になるかと思います。
その際のお施主様の不安を少しでも軽くできるよう、
施工側として出来ることは無いかなと今回受講してきました。

お客様の全体のご予算は
私共にとっても、とても大事なことです。

今回の講師の方は某都市銀行の融資畑を経て
現在は経営コンサルタントをされているとか、
金融機関の視点での
「住宅融資の仕組み・利用の仕方」はとても参考になりました。
お施主様の為に
少しでもお役に立てれば嬉しい事です。

・・・とりあえず、
先ずは自分の「個人信用情報」取り寄せてみます(ドキドキ)。
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