川べのお茶

旧ブログから引っ越ししました。
仕事のこと、暮らしのこと、時々ぼやき(?)

ご自愛ください

2014-07-26 | いろいろ
今年は冷夏かも、なんて聞いたように思うのは
暑さのあまりの幻聴だったのか・笑



梅雨明けと同時の殺人的な暑さはもはや毎年の恒例、
もうこういう気候なのだと腹をくくるしかないですね。
現場でもさすがの職人さんたちがグロッキー気味です。
こまめな休憩と水分補給で、
皆さまもどうぞご自愛くださいね。


  

せめてもの画像で、涼んでください(静岡・柿田川湧水)
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施工例、アップしました。 八王子市・M邸

2014-07-16 | お知らせ






技拓工房ホームページに新しい施工例をUPしました。
隣接する公園を借景に、
緑の中に美しく映えるスタイリッシュな白い家です。

どうぞご覧になってください。
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獺祭 

2014-07-11 | いろいろ
「獺祭(だっさい)」というお酒があります。

  
旭酒造株式会社様HPより画像お借りしました



以前、上棟のお祝いとしてお客さまから頂戴したことがあるのですが、
そのすっきりとした飲み口の美味しいこと!
ここ何年かで評判は急上昇し、
最近は手に入れる事がなかなか難しいとのこと、頷けます。
 (M様、その節は堪能させていただきました!)


お味はともかく、
日本酒としては「獺祭」という名前、かなり個性的ですよね。
正岡子規の命日を「獺祭忌」と呼ぶのは遠い昔に習った気がしますが、
改めて意味を調べますと・・。

春になってカワウソが漁をはじめ魚を捕らえることを指した。カワウソは捕らえた魚を川岸に並べる習性があり、これが先祖を祭るときの供物のように見えたことから「魚を祭り」とされた。(出典:Wikipedia)

ここから何か調べ物をするとき、身の回りに参考書類を広げるさまを指す、とも。




・・・うん?どこかで、それもものすごく身近でこういう状況は知っているような・・・既視感?


(あんまりなんで小さめに...載せていいのか、こんなトコ。笑)

当社の社長は見積りするとき、図面を引くとき、
廻りにものを広げずにはいられないようです。
本人は何がどこにあるか判っているようですが、傍からみればまさにカオス。
特に当人が外出で、この混沌から書類を探せといわれると本当に困ります。
(先だってもそれでひと波乱あり)



そうか、社長、あなたはカワウソの類だったのね。
カワウソだと思えば腹も立たない・・・か?
イヤイヤ、社内の安寧のためにも、見た目のためにも、
(お客様にだって丸見えの状況なんです)
少しはどうにかしてくださいね~
(私が片すと怒るでしょ~)自分でやってよ、頼みますよ~


この頃よく耳にする「獺祭」の名前を聞くにつけ、
涼やかな飲み口と、お客様のお心遣いと、
(ハッ、もしやMさま、ウチの社長の傾向を察してのチョイス?笑)
廻りに資料を広げ散しているわが社のカワウソさんを思い浮かべてしまうのです。
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工務店で「家を建てる」ということ

2014-07-05 | いろいろ
もう、7月!
1年の半分過ぎてしまいました。
この半年、何をしていたんでしょうか(毎年言ってる気がする・シンポナシ)


 日高市高麗川のハス。今が見頃です。




先日、
何年か前にリフォームさせていただいた家にお伺いする機会がありました。

「技拓工房の家」としてご提案する際は
五感に気持ちの良い、無垢の床板・呼吸する壁材、
すっきりと美しい造作建具は譲れないところですし、
またご来社いただくお客様のほとんどがそういった家を望まれています。

しかし、このお客様は違った。

すべてつるつる、スベスベ、清掃性よく、
現場施工や造作家具などとんでもなーい!
メーカー仕様のドアや家具のほうがいい。
何より虫!を連想しない家に住みたい。
(木目がお嫌いと思われる。まあ、ムシは私もイヤです。笑)

主導権を持つ奥様の確固たる主張でした。

ご結婚以来お住まいの現在の家はご両親から受け継いだ日本家屋、
既に築⚪十年、タタミも木も瓦も飽き飽きした。
何より暗い。掃除が大変。寒い・暑い。

最近の仕様は断熱性能が昔とは雲泥の差がありますし、
通風・採光はしっかり配慮いたします。
出来上がったら住み心地は全く違いますよ、
ですから仕上げはやはり自然素材のほうが気持ちが良いのでは・・
とご提案しご説明したのですが、お客様の決意は固く、
前述の「ツルツル・スベスベ」(化粧品のCMみたい・笑)
仕様の家になりました。
お引き渡し当初は、
「いいのかな、力が足りず説明不足だったのではないかな。
 何よりお住まいになってからご不満にならないだろうか」
と正直、一抹の不安があったのですが・・・。
(もちろん工事自体はしっかり仕上げさせていただきましたが)


でもね、久しぶりにお会いしたお客様は、
ありがたいことに今も大満足なのです。


明るくって、住みやすくって、ムシっぽくないじゃない!
何年か経ったけど、手入れも楽だしいい家よ。
本当にリフォームして良かった。
こうおっしゃるにこにこ笑顔のお施主様、特に奥様のお顔を拝見すると
なにか肩の力がホーっと抜けたような気がしました。

そうなんですよね。
「良いものをご提供したい。心地よくお住まい頂きたい」
その思いから、また今までの建築屋としての経験から
さまざまなご提案をさせていただきますけれど、
住む人が満足していなければ、傍がいくら「良い」といっても何にもならない。
デザイン・ポリシーが優先する設計事務所とは違って、
お客様のお好み・気持ちを最優先する、
(もちろん、交通整理はいたしますよ!)
そのあたりが「工務店で建てる」最大の良さ
ではないかと思います。

美術品などど違って、生活の場としての「家」は
この塩梅が難しくも面白くもあるところなのでしょう。
だからこそ「世界でただ一つ、そのご家族だけの家」になるのだと
改めてお客様に教えていただいた思いです。



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