17音の記録 やぶにらみ

気が向いた時の記録

 俳句・無季の句 川柳と 関連記事

菊花展

2022-10-26 15:10:00 | 日記
城壁に銃弾の跡菊花展

季語 菊花展 菊の愛好家が自慢の菊を持ち寄る品評会。寺社の境内などに幕を張り華やかな一角をつくる。大輪の一花や小花の懸崖造りなど長年の丹青の成果が評価され様々に用意された賞で表賞される。すべて鉢物だが大がかりのものもあり、秋の日差しの中で晴れやかに並ぶ。

掲句 戊辰の役の戦場が、菊花展の会場である。ウクライナの終戦を願う。

穴惑い

2022-10-25 15:17:48 | 日記
酒出でて美人が居れば穴惑ひ

季語 穴惑い 蛇穴に入るの傍題 夏の間活動していた蛇は、晩秋になると冬眠のために穴に入る。秋の彼岸の頃と言われているが、実際にはもっと遅い。数匹から数十匹がどこからともなく集まり一つ穴に入り、絡み合って冬を越す。彼岸過ぎても穴に入らないものを穴惑いという。沖縄では12月まで活動する。

掲句 人間の穴惑いは冬眠とは関係ないようです。

木の実降る

2022-10-24 10:38:15 | 日記
木の実降る麓に熊の出たといふ

季語 木の実降る 木の実の傍題 

掲句 童謡「里の秋」で おせどに木の実の落ちる夜は 季節になりかなり
秋も深まってきた。この時期 冬眠に備えて熊は沢山の食餌をとるので、普段は降りてこない麓にも出没する。先日も近くで有った。

2022-10-23 10:06:48 | 日記
煙茸を踏んで呪文を唱えけり
忍術を使ってみたい煙茸

煙茸(けむりたけ)茸の傍題。季語 茸は晩秋、山林の湿地、生きた木の根や幹、または朽ち木などに生える菌類の総称。多くは傘状をなし、裏に多数の胞子を持つ。種類は多く形や色も様々である。香り良く食用に適し美味しいものがある反面、食べて死ぬものもある。煙茸は食用には適さなく地面より直接に生えているように見え、大きさは五センチ程度で、踏めば胞子が煙のように飛び立つのでこの名前がある。

秋澄む

2022-10-23 09:48:05 | 日記
空澄むや並んで除く遠眼鏡

季語 空澄む (秋澄むの傍題)秋になると、大陸から移動性高気圧がやって来る。それによって上空の空気が降りてきて、空気が澄むといわれている。気温が低くなることも関わっていよう。同時に耳に入って来るものが、はっきり聞こえるようにもなる。秋という季節の特色を大きくつかんだ季語である。歳時記。

掲句 山の中腹の展望台の様子です。