Catch the words

from Shizuoka/name is "slide"

太陽

2007-09-18 | Weblog
夕焼け空は、世界中に転がってる
そりゃそりゃ、沢山の人々の思いを含んで
毎日 僕ら疲れた体をねぎらうように
今日も、茜色に空を染める。

沈む太陽は一日の終わりに
僕らの記憶に、深く沁みいって

茜色は
人々の思いの普遍性と切なさを含みながら
音も立てずに 広がっていた。

悲しみや切なさや、愛おしさを色で表したら
ああいう色になるってことか?

悲しい思いを かすかに含んで
太陽は沈んでいく。
太陽が、地平線の向こうに
運び去ろうとしてくれているかのように。

優しい太陽は、今日も
空の中。

世界中の悲しい思いは、今日も
空の中へ。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夕暮れ

2007-09-18 | Weblog
工場の門の前を、猫が歩いていて
僕は買い物に行く途中、凄く夕焼け空が
神々しかったんで
ケータイで撮影して
そんな僕を邪魔そうに軽トラが道を
通り抜けて…

ごくごく普通の夕暮れ。
ごくごく普通の日常。

幸せじゃん?
夕暮れに心が動くなんてこと
わりと
いいんじゃん?

夕暮れは、すぐに夜になり
買い物を終えた僕は、また次の目的地へと
急いだ。

ありふれた街角、ありふれた猫。
ありふれた夕焼けに、ありふれた僕。
ありふれた日常に
ちょっとした幸せと憂いを
肩に担いで

ケータイとかいうお手軽なもので
幸せの一瞬を
飾ってみた。

ありふれた、心の奥に。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

何処か

2007-09-17 | Weblog
あっつい。
青い屋根の上を、鳥の影がよぎる。

三連休の終わり。
晴れて、きっと人々は行楽に買い物に、はたまた
仕事に勉強に、暇つぶしにと
秋の風の中で、世界の手の平の上で
精を出していることだろう。

僕は、今日の予定はたっていず
まだここで、寝起き直後にキーを叩く。
窓からの明かりは、素直に秋の光だ。

こんなときも、君を思い出したりするんだが、
思い出しても、明るい秋の日の午前中に
何だか少し、気持ちがぱっとしなかったりする。
まだここにいてもいいのか、
ここから抜け出して新しい靴を履いていくのか。

よぎった鳥、なんていう鳥だろう。
田舎だから、植物や動物だらけで、住宅街とはいえ
空を見れば、大地を見下ろせば
昔と変わらぬそれが目に入る。
動物達はいつだって
素直に生きて
素直に全てを受け入れる。

さてと、今日は何処へいこうか。
何処で、何を
追い求めるのだろう?

こんなに途方に暮れても
何処かへと
向かわなければ、いけないんだね。



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

AUTUMN

2007-09-16 | Weblog
歯を磨く
SWITCHを押す
雫を拭く
物思いに更ける
GUITARを立てかける
煩悩と闘う
予定を思い出す
CONTROLを試みる
軽蔑する
敬う
雲を眺める
先へ先へ
向かおうとすること

AUTUMN comes
故に
僕を確認する


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

music

2007-09-16 | Weblog
僕が、手を振ったら、終わるのだろうか。
最後の合図は、僕の手にかかっているのだろうか。

その瞬間を、僕は清々しく晴れ晴れと
未来というボタンを押せるのだろうか。

後ろを振り返りながら、前には進めないらしい。
軋んだ心をそれでもきつく抱えて
擦り切れかかった気持ちをずっしり背負って
振り返らないよう、でこぼこ道を前を向いて歩いて。

アダージョ
カンタービレ
夕暮れのブルース
苦笑いのやさぐれ魂

急がず歩け。

人生のチューニングは、そう簡単には出来ないらしい。
蒸し暑い季節に緩んだ弦を、ピンと張るには
まだまだ時間が必要らしい。

手を振る瞬間を待っているだろうか。
手を振る瞬間はどんな景色だろうか。

指を広げて、掴んだ物を放ちながら
手を振る瞬間を
僕は、優しく
奏でられるのか?


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする