Catch the words

from Shizuoka/name is "slide"

2014-03-06 | Weblog






雨は上がって、久しぶりに星空が広がっています。
カーテンの隙間からチラッと見ただけだけど、嬉しかった。

雨の数日間だった。
今回の雨、強い降りの時もあったけど優しい感じだったね?

雨の景色。
傘を差して、雨が傘に落ちる音が好きで
色んなリズムが躍動しながら
空気が澄んでいるところも好きで

葉によって、雨粒のカタチや色が違うところも好きで
転がり方もそれぞれ個性があって、そこも好きだ。

葉だけではなく、花びらにも、万両の実にも雨粒が付いていて
全然飽きることはなく、ずっと観ていたくなる。

みんな違うんだね、綺麗で、可愛いな。
雲から生まれた時は似たり寄ったりだろうに、個性いっぱいで面白いね?

昨日の写真の雨粒は菜の花の葉のもので
今日の写真の雨粒はブロッコリーの葉のものです。

万両の実、クリスマスローズの花、水仙の花
それぞれにあったよ、雫の美学。

中でも、コロコロ転がって遊んでいるような生きている雨粒の表情や仕草は
タヌキに匹敵するくらい、とんでもなく…

可愛かった!












心配いらない

きみはきみであって、私たちと繋がっていて
このシンクロの瞬間は果てなど無く
思っていたよりこの世界には優しい次元が存在していて
私はきみを映す
まんまるな空の、やわらかな伝言なの

なんて言って
雨粒は葉から転がって土へと沁み入り
根に命を与えたら
大海原を目指し静かに旅立っていく

私は、きみの笑顔を望んでいるの

そんなことを言っている気がした
可愛らしい雨粒、旅の途中の1シーン

だから
心配いらないよ












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うた

2014-03-05 | Weblog






ずっと、雨音が聴こえている。

昨晩、傘を差して歩いて見上げた夜空は
霧雨というのかな、細かな雨が真っ暗な空から生まれて
降り注いでいたけど
時間が経つにつれ、どんどん雨粒は大きくなっていって
大降りといっていい雨となった。

今日も雨。
今日は、寝坊。
起きてカーテンを開けて見えるのは雨の町。

完全なる急速美を…じゃなくて(PCの誤変換)(>_<)
完全なる休息日をとるべく
雨の日特有のこの雰囲気に寄り添ってみたい。

普段、世の中の時計の針ってのは、目まで回ってしまうくらい速い。
それこそ、急速な世の中だと感じる。(これが急速美?)
世の中の時計の針に自分の針がとても追い付けないと感じると
ドドッ…と疲れるけど
こういう日に巻き返しを図りたい。

巻き返せられるか分からないけど
蚕の繭糸をイメージしながら巻いてみたい。

『いーとーまきまき、いーとーまきまき
ひいてひいて、とんとんとん』
姪っ子が幼い頃、一緒に振り付けで歌って遊んだことを
ふと思い出した。
それこそ、時間などこの世の中に無いかのような
あどけない時間だったっけ。

子供はやっぱり、この世にいながら
どこかが時間のない世界に、秘かに糸一本分繋がっている
…詩だね。(>_<)
天使だね?

繭から紡いだ糸でホッとできるような衣を纏って
時間に追い付いていけるように、追い付けなくても大丈夫なように
完全なる休息をとって
雨音が造り出すメロディーに耳を傾けて、
存在しよう。











たわわな雫は、なのはなの葉の上にいて
その瑞々しい姿は
一陣の速さで、その透明感を纏い現れ世を歌う
その輝きにひれ伏した僕は佇むだけの昼行燈だけれど
溢れんばかりの雫の
その美の下で僕ら、生かされてる
ありがとうの歌
溢れんばかりに降り注ぐ












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ポケット

2014-03-04 | Weblog






先週のことなのだけど、甥っ子に会った。(姉にも会った)

生まれた時から知っている彼であるけど
将来どんな夢を持っているのか
どんな人になりたいのか、あまり聴いたことがない。
生まれた時から知っているって言っても
知らないことがまだまだあるみたいだ。

照れ屋の彼だから
本当の夢があっても口には出さないこともあるだろうな。
少年になってきて、照れ屋に磨きが掛かって来たような気がする。
僕もどっちかといえばそっち方面なので…
今後、この関係どうなってしまうのだろうと秘かに心配。

生まれたばかりの彼を抱っこしたことがある者として
なるべく、そばにそっと居られるような存在でありたいなと
思ったりもする。(嫌がられる可能性もあるけど…トホホ)

彼、彼女ら(甥も姪も)の未来が素敵なものだと良いな。

その存在自体が大切なんだよ

…と、そんな気持ちを持って
笑顔満開のドラえもんの人形を眺めるのでした。


姉家族が住む町までの道はいつ行っても
どんな天気の日でも
川が流れ、川沿いの樹木は豊かで
サギも、トンビも、カラスも気持ち良さそうに飛んでいる。

迎える巨木はいつでも
やっぱり、ただそこに佇んでいる。
僕らを見守るように。










空を自由に飛びたいな

ポケットは
みんな心の何処かに隠れてる

迷いに迷った挙句に
きっと見つけることが出来ると思うことが大切な道

泣いたり笑ったり、怒ったり喜んだり
入れ替わり蠢く
それでいいじゃない

雨は降ってもいずれ上がる
季節といえば、いつも繰り返し終わりはない

生まれたばかりの小さな命を抱いた人の気持ちは
溢れる程のものだったと思う

そういうものは何も言わないで佇んでいる
存在ごと包んでくれる、誰にも何処かにそんな人がいるよ

そおっと佇んでいる愛を受け取れる
気付ける
ポケットを大切にね











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33

2014-03-03 | Weblog






昨日は、一日、雨が降っていたようだけど
大降りというわけでもなく、夜には雨はあがっていた。

今日は、3月3日の雛祭りであり
あまり性能の良くない記憶によると、耳の日でもあったような気がする。
雛祭りの季節になったんだなぁ、もう、3月なんだな。

耳の日というと思い出すのは
小学校低学年くらいまで、よく中耳炎というものに罹っていた。
中耳炎とか、脱臼とか、熱を出すとか…そんなものを繰り返し
幼い頃というのは皆そうなのだと思うけど

耳の日というと、
その中でも中耳炎というものになった時のことを
思い出す。

父親は水泳の選手(とはいっても高校生まで)だったらしいのに
金槌である母親のDNAをそっくりそのまま受け継いでしまったらしく
気付けば水泳は大の苦手で
飛びこみという行為は、物凄い恐怖におそわれた体育の授業だったっけ。
でも、背泳ぎだけは割と得意だった。(←得意だったつもり)

水に顔を付けるのが苦手で
まだ泳げなかった小1の時には、お風呂に潜ってみたり
洗面器に水を溜めて顔を付けてみたり(ささやかな努力?)
小さいながらもそんな特訓?をしていた。

洗面器に顔を付ける小1を想像すると
ちょっと笑ってしまうというか、恥ずかしい。
けども、それでも真剣だったな。

そのお陰でか、5mくらい泳げるようになり
じょじょに距離は伸びていったけど
最終的には20mくらいしか泳げない自分でした。
背泳ぎだったらもっと泳げたのだけどな。

中耳炎から何故水泳の話になったのか?
唐突でしたね?(>_<)

中耳炎によくなっていた自分は
大の苦手だった水泳の授業を休めたので
耳が痛いのは嫌なのだけど
嬉しかっけなぁ…という思い出を思い出した
そんな雛祭りでもある耳の日です。

耳鼻科の常連さんだったな。
治療する時の機械があって、音がちょっと怖かったけど
受付のお姉さんが綺麗な人だったっけ。
怖いと綺麗と耳痛い…そんな三拍子の記憶の
耳の記憶。

今は、もっぱら
音楽や人の声や街の音、鳥のさえずりなどなど
色んな音を聞いている
そんな大事な『耳』です。






灯りをつけましょ雪洞に
お花をあげましょ桃の花
五人林の笛太鼓
今日は楽しい雛祭り

五人林ってどんな林?

何気に綴っていたら誤変換。
このPCの変換機能に疑問…(>_<)
仕切り直しまして









金の屏風に映る灯を
微かに揺する春の風

屏風は金色
空は水色、雛祭りの朝

桃の花と人形を前に
歌う子供は
過去も未来も隔てる線をなくし
何れ成長し歌っていた自分を思い出すだろう

過去も未来も無く、あるのは、この瞬間
そう思った時
重力は段々軽くなる
全てという括りさえ何処にも無くなり
運命といえる括りさえ軽くなって

空は水色、君へは金色












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ただ

2014-03-02 | Weblog





仕事の合間、外に出た。
気が付けば、外は小雨が降っていて
コンクリートは濡れて光り
それを見つけた時、ほんの一瞬、切ないような気持ちになった。

なぜ切ないのか?と考えてみた。
しばし、小さい脳ミソで考えてみた。
多分、夜の色がいつもと違って見えたからだろうと
自分で分析した。

違って見えると何故、切なくなるのかと
それも考えてみた。
多分、いつもと違うこと、何かが変化することに
僕は抵抗している、と分析した。

それが合っているのかどうかは
実のところは神様ぐらいしか分からないのだろうけど

じゃあ、何故、変化することに違和感を感じているのか?
それも考えてみる。

変化というものは、世界中、みーんな
毎日、毎時間、毎分、毎秒、起こっている出来ごと。

ほんの数秒前の自分と
たった今
この瞬間の自分、違うようでいて違わない。
違わないようでいて、やっぱり違うのだ。

髪は1日で1ミリ伸びる。
爪も伸びる。
親指の第一関節の辺りにある小さな傷も
今日にはすっかりカサブタになっている。
のんびり浸かっていたお風呂のお湯は、もう冷めてきている。
さっき飲んだオレンジジュースは、体に吸収されている。

色んなことは絶えず変化しているのだ。
…って、昔の人が言っていた。
当たり前のことなのだから、変化を恐れなくてもいい筈なのだ。

なんていうことを
小難しく考えている自分に疑問だな。

ただ、降り出した小雨に切なくなってしまった。
それだけのことなのだ、うん。
一昨日まで、大好きな新茶の季節のように暖かかったから
ギャップに戸惑ってしまったかな。
その切なさは、どこかで見聞きした覚えがある。
そんな小雨の降り出した瞬間でした。

一雨ごとに暖かくなるのだから
切なくならなくていいのだ。
春降る雨に希望を見出さなければ、オレンジジュースがふてくされてしまう。
こっち向いてたタヌキに笑われてしまうな。

雨が降り出す瞬間って
思いがけない感情を連れてくるのだね?
ほんの一瞬なのにね?

でも、その一瞬に、大事な何かが隠れているのかもしれないと
感じたりもする。

眠ってからまた考えよう。
小雨の降り出した一瞬について、
僕のずっと奥に隠れてる気持ちと一緒に考えよう。
何を求めて望んでいるのだろうと。

それにしても
小雨、優しかったな。









ただ降り出しただけで、そんな気持ちにならなくていい

君は何処かで幸せでいる
僕は降り出した雨を見ていた

君はたった今歩むべく道を歩んでる
僕は降り出した雨の名前を探した

ただ、降り出す星屑を見たくて何も持たずに立っていた
こんな気持ちでいるなんて君は知らない

ずっと見ていたくて
振り出しは確か、春の日だった
















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