ラブ★コンLOVE (LOVE×3館)

ラブ★コン 大谷×リサの2次創作
(たまに他の漫画もあります)

4 Je fais Haruchika to大谷

2011年11月10日 00時48分53秒 | (連載)最初のキス最後の恋
『てなわけやねんけど…』
久々にオレの部屋に遊びに来たリサは
野上先生からもうたもんを見せながら内容の説明を始めた。

それは un rêve(レーブ)という会社の東京支社勤務の募集
そしてこの就職の条件。2年間の東京勤務。
2年か…リサにわからんように片眉をあげてちびっと不機嫌になった。

東京で就職となれば確実にオレらは遠距離恋愛になる。
ちゅうかやっぱし大阪って就職難か?

『東京で2年が条件なんか?』
『うん。それぐらい仕事したら大阪へ異動も希望できるらしいねん。』

『ん…2年なぁ…』
『うん2年。』

2年は 短いようで長い。長いようで短い
(どっちやねん オレ)

そんなにあるし距離が離れたから羽根伸ばして浮気しようとか思っとるわけやない。
いや オレよりリサは意外とモテるから心配と言ったら心配。
そんで めっさ寂しいと思ってしまうんはオレだけなんか?

あげた眉を戻して考え込んだ。
距離も浮気もこの際別事案で ありえん心配。
リサは遊びやない仕事探しとるねん…

リサはスタイリストになりたくて2年間勉強してきた。

チャンスがあるなら東京へ行くべきでソレをオレが反対する権利はない

頭では理解しとる…。


理解しとるんと実際の気持ちとの温度差は しゃーないし
オレよりリサがどうしたいのかが一番重要になる

『ほんで おまえは行きたいんか?その東京のデザイン会社。』
『場所は別に考えて…仕事はしてみたいと思う。先生も推薦してくれるってゆうてるし…』

スタイリストになれる可能性があるのに…

すぐに『行きたい』ってゆわんのはオレの事気にしとるから?
リサはオレが『行くな』ってゆうたら夢諦めるんか?

腕組みして考えこんどるとリサが小さく言葉を絞り出した。

『大谷があかんゆうたら…『あほっ 自分の道決めんのにオレを気にすんな』』

オレがリサの立場やったら?
夢を叶えるために一番大事なんは相手の気持やない。

自分がどうしたいんか やるかやらんのか決めるだけや

『あたしは…』

リサの目からあふれる出した涙は悲しいという涙やない。
いろんな事を考えすぎて感情が生み出したもん

さっきも思ったけど2年というのは365×2の730回の夜を過ごすという事。
(366日かもって指摘はこの際脚下)
その間にオレも3回生になって教育実習へ行ったり4回生になったら教員採用試験もある。
お互いに夢に向かう事は大切な事

ここで手を抜いたら将来が見えんくなってく。

せやから…


『あんなリサ…。今から2年たったらオレも大学卒業の時期になる。
 その時就職浪人になりとうないねん。ちゃんと胸張って教職に就きたいねん』

『うん。』

『…オレも4月から3回生で教育実習とかあって逢える時間も確実に減る。
  2年後に向けて頑張らんなあかんねん。』

『うん』

『だから リサ お前東京行ってスタイリストになってこい(笑)』
『えっ?』

リサがびっくりした顔でオレを見つめる。
彼女の夢を邪魔するほどオレ器狭ないぞ。

それに丁度 偶然にもオレらはおんなじ年数を別々に頑張っていかんなあかん。
お互い離れてても心が一つなら きっと・・・

『とにかく オレらに課せられた修行?やっと思ってみいひんか?』
『修行?』

『まぁ ミッション?これを乗り越えたらええ事あるとかな(笑)』
『ええことって?なに?』

リサに聞かれた時『オレらの明るい将来?』って即答しておいた。

寂しくなったら逢いに行けばええだけ
新幹線で3時間もかからん距離におるんやからいつでも逢いに行ける

逢いに行くからとリサに誓いのキスを落とした。

リサとなら遠距離恋愛もドンっと来いやっ!




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