NHKニュースで言及、「預金封鎖」って何？どんなことが起こるの？2015.03.01
次に記事も「預金封鎖」に関係あることだろう。
『ZAITEN』2015年01月号『財務省が消費増税よりも力む 「全国民の全財産を把握せよ」』：「消費再増税の延期が確実となる中、当の財務省に敗北の色はない。むしろ、その視線は「別の大構想」へと移っている。国債暴落を見越した全国民の資産捕捉と課税だ。」
「香川県の歴史」（山川出版社：木原薄幸、丹羽佑一、田中健二、和田仁 P236）には、丸亀領内で安政二年五月に封札の方針がだされ、多度郡大麻村の百姓武兵衛が安政三年に一貫目、翌四年に四〇〇匁の封札と割り当てられたため、屋敷・田畑を売り払って封札を用意している例がある（諸願書「長谷川家文書」）ことが記されている。封札は預金封鎖に似ている。そして、それは領民に負担を強いたものだったことがわかる。
岡田屋（現イオン）の経営者だった小嶋千鶴子氏（千鶴子氏は1916年3月3日生まれなので、ついこの間九九歳になられた）は、第一次世界大戦後のドイツの事例を学んだことから日本の敗戦後のインフレ到来を予想し、新円・旧円の切り替え時にはあるだけの現金を集めて商品に替えたという。また、預金封鎖の後も封鎖されている預金を担保にして銀行から融資を受け、商品を仕入れたとも語っている（2020 VALUE CREATOR 2009.11）。千鶴子氏のように知識を広げ、政策を先読みして対策を立てたほうがよさそうだ。
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・先週の円安を要因とする値上げ発表等記事
食用油が値上がり、加工用１～３月、菜種、卸値１年半ぶり、円安で調達コスト増。2015/3/5 日本経済新聞朝刊
