投資家の目線

投資家の目線138(NHK職員のインサイダー取引疑惑)

 1月25日のダイヤモンド・オンラインのコラムで永沢徹弁護士が、NHK職員のインサイダー取引疑惑について書いていた。

【永沢徹コラム】驕れるマスコミ、NHKインサイダー取引疑惑の言語道断  ダイヤモンド・オンライン
http://news.livedoor.com/article/detail/3480887/


その中で「2つ以上の報道機関が報じて、一定の期間を経過しているということが条件だ。今回のように1社のスクープだと、十分に情報が咀嚼されていないので、重要事実の公表には当たらない。」としている。
 しかし書籍類を見ると、(社)日本証券アナリスト協会では、例えばある証券会社のアナリストが企業から重要事実を聞き、証券会社の同僚もアナリストからその報告を聞いたならば、アナリストと同様に情報の第一次受領者とされ、当該企業の株式を売買すれば、法に抵触すると考えているように見える。記者が企業関係者に裏をとると考えれば、その情報に接したNHK職員も情報の第一次受領者と言えるのではないだろうか。そう考えれば法に抵触するとも解釈できる。結構微妙な問題だと思う。
 それにしても、このような重要情報は3時以降にTDネットに登録するという規定ってあった? 海外市場で取引される日本株があること(上場、店頭)や、今後PTSが発達する可能性を考慮すれば、情報開示時間に規制をもたせることに意味はないだろう。
--------------------------------------------------------------------
・読売関係の問題がよくある。
「読売新聞が越境販売の違法行為 テリトリー制を無視」  MyNewsJapan
http://news.livedoor.com/topics/detail/3480672/
名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「株式」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事