投資家の目線

投資家の目線143(秋葉原の萌えビジネス)

 東洋経済新報社の会社四季報2008年新春号によれば、本年4月秋葉原に「まんだらけ」の大型店が開店するそうだ。また、「マニアだけでなく若者やファミリーも照準」とも書かれている。一方、7月には「ブロッコリー」が運営するゲーマーズ本店に隣接して新店を開設するという。これで秋葉原に新たに集客があれば、周辺の同業他社との共存は可能だろうが、新規顧客が取り込めなければ過当競争に見舞われると考えられる。
 1月下旬には、アニメイトとブロッコリーの資本業務提携が発表された。ブロッコリーのHPによると共同仕入れで価格交渉力を高めて商品調達コストを削減したり、物流コストを下げたりする意味合いもあるようだ。このような趣味・趣向の強い産業も普通の産業と同じようになってきているということだろう。
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・昨年12月3日の「第三者割当による優先株式の発行を含む業務資本提携に関するお知らせ」でも触れられていたことだが、ラオックスが自社株のTOBを行う。2月8日入金の増資金額20億円のうち5億円が流出し、増資によって入る実質的なニューマネーは15億円程度に過ぎないことになる。増資前に発行された会社四季報2008年新春号では「既存店は運転資金確保へ在庫投げ売り、粗利悪化がさらに加速」と書かれていたのだが・・・。
・麹町のビルの立ち退き交渉の非弁行為に絡み、東証二部上場の不動産会社の行為が問題視されている。委託先が暴力団の舎弟企業との疑いがもたれているためだ。舎弟企業問題に関連するといえば、格闘技運営会社に支払われた放映料が事実上舎弟企業に還流していた疑いや梁山泊グループとの取引が報道されていたマスコミグループがあったなあ・・・。
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