1993(昭和8)年、日本政府は敵国の空襲に備えた関東防空大演習を行った。当時、信濃毎日新聞の桐山悠々は「関東防空大演習を嗤う」を執筆し、「こうした作戦計画の下に行われるべき防空演習でなければ、如何にそれが大規模のものであり、また如何に屡それが行われても、実戦には、何等の役にも立たないだろう」(「関東防空大演習を嗤う」 桐山悠々 青空文庫)と書いている。実際、木造家屋の多い東京をはじめとする日本の都市は米軍機の空襲によって大きな被害を受け、桐山の予想は的中した。
まともに避難計画も作れないなんて、日本の中央政府の知性は「関東防空大演習」以前まで後退している。その中で原発を再稼働させるなんて、現在の日本政府には国を統治する資格・能力がないのではないか?
最近の「ニュース」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事