投資家の目線

投資家の目線99(東日本キヨスクの店舗閉鎖)

 通勤沿線のキヨスク(駅の売店)の閉店が目立つようになって、かなりの期間になる。ここまで閉店期間が長引くのは、JR東日本のキヨスクには不採算店舗が多く、利用者にとっても、なくてもそれほど不便ではないからだと考えられる。なお、このキヨスクの近年の状況については鉄道ジャーナル2007年6月号に詳しく報じられている。
 私鉄でも子会社などで駅構内の売店の運営を行っているが、なかにはキヨスクと同じ問題を抱えているところもあるのではないだろうか。不採算部門の閉鎖は株主の利益にかなう。他の鉄道事業経営陣にも売店網の再検討を望みたい。
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 5月2日に、ふくおかFGに九州親和HDが経営統合を要請したことが報道された。2007年3月期の最終赤字が384億円(予想)から673億円に拡大する見通しで、自己資本比率も4%台になる模様だ(時事通信5月2日)。昨年の今頃は大分の豊和銀行の問題があった。少なくとも地方銀行では、不良債権処理は最終段階にいたってないように見える。株主も預金者も、まだ注意が必要であろう。
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