投資家の目線

投資家の目線752(JRの年末年始の指定席予約増加)

 今期もJRの年末年始の指定席予約が増えている(「JR6社、年末年始の指定席予約5%増 10年連続増加」 2019/12/12 日本経済新聞WEB版)。高速バスの運行台数が減り、バスでの帰省が減っているのではないだろうか?予約開始後すぐに満席になってしまった。増便があまりできないのではないか?年末は都市から地方へ、年始は地方から都市への移動が多くなり、ある日は行きが2台運行、次の日の行きは繁忙期でも1台だけ(その次の日は2台)の運行になっている路線もある。理由として運行コストの削減があるのかもしれないが、ドライバー不足の面もあるのかもしれない。

 北海道の都市間バス「高速ひだか号」は、「利用客が採算ベースに届かない状況に加え、深刻な運転手不足が続いていた。」(『道南バス 来月21日のダイヤ改正で高速ひだか号廃止、利用減や運転手不足』 2019/11/22 苫小牧民報)ことが廃止理由とされていた。福岡の西鉄バスでもバス路線廃止の理由として、「西鉄が当該路線の廃止を申し入れたのは、収益性の低さに加えバスの運転手不足が原因」(「西鉄、バス路線の廃止を見直し 自治体要望受け」 2018/4/18 日本経済新聞WEB版)、仙台と天童・寒河江間を結ぶ特急バス廃止の理由にも運航する山交バスは「利用が低迷する中、人手不足もあって路線の維持が難しくなった」(「仙台-天童・寒河江の特急バス 乗客減で3月廃止」 2019/12/25 河北新報)ことが挙げられていた。

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