投資家の目線

投資家の目線259(ヘッジファンドの松屋に対する要求)

 株主のヘッジファンドが提出した、百貨店の松屋に対する買収防衛策であるャCズンピルの廃止が否決された。最近は買収に対する法整備が進み、買収防衛策を廃止する企業が多くなってきているので、当然の提案だった思うが・・・。賛否の比率など詳しいことは2010年5月30日までIR情報として出ていないが、興味のあるところだ。

 また、松屋は「経営体制の一層の充実を図るため、新たに名誉会長を選定できるよう」(2010/4/12 定款の一部変更に関するお知らせ)定款の変更をするという。しかしこれだけで、経営体制の充実と名誉会長職設置の関係性が分かる人はいないだろう。株主総会で質問は出たのだろうか?

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沖縄の基地問題は、国連勧告を受けているようだ。米軍基地の沖縄集中を放置するのは国連軽視ということになる。28日の日米共同声明で「緑の同盟」というものがあった(外務省の仮訳なので確たるものではないが、細かく見ると興味深い)。沖縄の基地問題も環境に配慮したタフな交渉が続くのではないかと思う。

沖縄基地『人権妨げ』~国連差別委員会が政府へ勧告~ 辺野古浜通信 2010/3/18

・それにしても最近、マスコミが鳩山首相退陣を誘導しているように見える。日本のインテリジェンスの中心の内閣情報調査室の長が4月に変わって、官界も都合の悪い鳩山政権を潰すために焦っているのかな。マスコミもその尻馬に乗っているのかもしれない。かつては、官房機密費をもらっていた記者や政治評論家もいたようだし、マスコミの言うことはよく吟味しなければならない。

わたしはこれで記者を堕落させた 「機密費」で接待、「女」も用意平野貞夫・元参院議員に聞く2010年05月30日 J-CASTニュース

・「東京都の石原慎太郎知事は『海兵隊は抑止力というが、日米安保は日本の領土を守るのか。それを確かめてもらいたい』と注文。新潟県の泉田裕彦知事は『日米安保が抑止力として機能しているのか、今日は明らかにならなかった』と不満を漏らした」という(2010/5/28日本経済新聞 神奈川)。都道府県の首長レベルでも米軍の抑止力に対して懐疑的な人はいるようだ。
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