早朝のお散歩

2011年07月20日 09時17分25秒 | Weblog
今朝は早く目が覚めた。
私はみどの散歩に出かけることにした。

外へ出ると,台風も去り,涼しい風の吹く朝だった。
なかなか気持ちが良い。
みども出かける気まんまんで私を見つめて
尻尾をぐるんぐるんと振り回している。

すると,例の母猫と子猫たちがうちの車庫付近を
あっちへこっちへと疾走していた。
というか,のんびりと過ごしていたのかもしれないが,
突然の私の出現にオドロキ逃げ惑っていたのかもしれない。

子猫達はまたもやあっという間に四散してしまったのだが,
母猫は今日も肝が据わっていた。
みどをそばまで近づけてみたのだが,いっさい怯むことなく,
微動だにせずにこちらを睨みつけている。
私とみどがじわじわと近付くにつれ,
母猫はその体中の毛をどんどん逆立てて,
しまいには,彼女の2倍近い大きさにまで膨らんだ。
そして,今日ももれなく
「フーーーーーーーッ」
「シャーーーーーーッ」
と威嚇してくるのである。

一方のみどは極めて友好的に母猫へ近づいて行った。
尻尾を振りながら,ニコニコして(←私にはそう見えた)
「どーもー。みどでーすぅ。」
とでも言っているかのような風情だった。

しかし,母猫のほうはそんなみどの友好的な態度と反比例するように
相変わらず
「フーーーーーーーッ」
「シャーーーーーーッ」
を繰り返す。

私はちょっとムッとした。
こっちがちょっと下手に出てたらいい気になってお高くとまりやがって!!
アンタねぇ,うちのみどは温厚で紳士的だからいいものの,
じゅにちゃんだったら,とっくにアンタに飛びかかってるんだからねッ

ここは,母猫にキツくお灸をすえてやらねば,と思った私は
みどを限りなくギリギリのところまで近づけた。(酷いな)
それでも彼女は全く怯まず,ますます体中の毛を膨らませて
「フーーーーーーーッ」
「シャーーーーーーッ」
と,やっている。
もう鼻先5cmほどのところまで来た時に,
突然,母猫がみどに「ねこパンチ」を喰らわせてきた!!
みどはサッとよけて,後ずさりした。

アンタのほうが思いっきり怯んどるやないかーい
後ずさりすんなよーーーーー

しかしまぁ,たいしたタマですわ。
自分の体の何倍もあるオス犬に,一歩も怯むこともたじろぐこともなく,向かってくるだなんて!!

夫に話すと,彼は
「そりゃぁ,まぁ,母猫からしてみれば,みどなんか,『甘ちゃん』やろうな。
 あっちは,『子猫を守るためなら自分の命を捨ててでも!』,くらいの気概があるはずやで。」
と言った。
うーむ,なんとも深イイ話である。

ただ,やっぱり,可愛げは全くない猫である。
ほんとにもう,うちのみどに何てことしてくれるのッ

ぶりぶり怒りながらようやく散歩に出かける。
あんなに猫に馬鹿にされながらも,全く意に介さずご機嫌でお散歩のみど。
すると,途中で小さなマルチーズを連れたおばあさんとすれ違った。
そのマルチーズは,猛然といきり立って,みどのほうへ
「わんわんわんわんわーーーーーーーんッッ!!!!!!!!」
と吠えまくってきた。
そこでもまたみどは,尻尾をぐるんぐるんと振り回しながら
ニコニコしていた・・・。

もうみどに雄々しい姿を期待するのはやめよう,と誓ったあさひなのでした。

コメント
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