そんなに暇なの～

　　　　　　　　　　　　　夕方の空

今日も１日、無事に暮れていこうとしています。

　夕方５時半に流れる「夕焼け小焼け」の曲が遠くで聞こえています

　たいしたことはしていないのに、なんだか、疲れました

　本日の意義あることは、国勢調査をインターネットで済ませたことくらいです。
　思っていたよりも簡単でした。

　昔、親方が国勢調査員を任命された頃は大変な思いをいたしました。
　何回、出向いても留守のお宅。
　挙げ句の果ては怒鳴られたり、追い返されたり。
　その都度、丁寧に応対していましたが、最後は疲れ果てていましたね。
　次回にも勧められたようですがお断りしました。
　ネットですと、対人関係の煩わしさがなくていいですね。
　今は調査対象の項目も少なくなりました。
　昔は収入、学歴の項目までありました。
　プライバシー侵害もいいところです。
　地域の顔見知りの方が調査員で来られたときは驚きました。

　
　さて、親方の今日１日のお仕事はワタクシの監視役のようでした。
　居間のソファに座って、新聞片手に、
　ワタクシの一挙一動をチラチラ見です
　辞書を調べていると
　「何を調べているんだい?」と覗き込みます
　うんー、もう、煩い、おとうさん、やることないの
　ワタクシ、爆発しました
　「いゃぁ、やることはいっぱいあるけどね～」
　「それではなさいませよ。書道展の準備もあるでしょうに」

　暫くして、親方、庭でウロウロしていました
　高枝鋏で柚子の枝を申し訳程度にチョキン、チョキンしていました
　すぐに日暮れとあいなりました。


　　　　　　　　　　　ラベンダー、３回目の蕾です





　　

秋の日の・・・

　秋の日のヴィオロンのためいきのひたぶるに身にしみてうら悲し・・・
　
　ポール・ヴェルレーヌの詩　「秋の歌」
　堀口大学訳だったか。
　上田敏訳もある。

　昼食後、ぼんやりと居間でテレビを見ていたら、
　突然、このフレーズが頭に浮かんだ。
　TV画面はコロンボ刑事だったが、何故に、このフレーズが浮かんだかは不可解。
　
　若き日、自称文学少女だった頃に口ずさんだのだが、よく覚えていたものだ。

　秋、物思いに耽る秋

　思秋期という言葉がある。
　ロマンチックな言葉に思えたが、思春期に対して思秋期という言葉には
　中年層の危機の時期をさす意味もあるようだ。
　自律神経失調症や精神的に不安定になる障害が出やすい時期だとのこと。
　私はすでに高齢者の仲間入り、とっくに思秋期は過ぎている。

　このところ、不眠が続いている。
　昨夜も、２時近くまで眠れずにいた。
　安定剤を飲めばいいのだか、飲まずにいたのが失敗だ。
　豪雨、地震と続いて、神経が高ぶっているのであろうか。
　被災地の様子をテレビで見て、昔、伊勢湾台風に遭った時のことを思い出した。
　それ以来、あれこれと昔の事を遡って思い出してばかりだ。

　２日前も眠れずに深夜放送を見ていた。
　ミステリー、イタリアの刑事ドラマの中で老婆が言った台詞が心に残っている。
　「時間が私たちを追いかけている」と。
　今の私の状況そのものだ。

　その先のゴールは？
　考えても詮無いことは考えないことにしよう。
　時の流れに身を任せ～
　
　ポール・ヴェルレーヌの詩を口ずさんでいた頃が愛おしく思える
　
　やはり、散歩に出かけて元気になろう

今日の庭の花を　ZOOM　UP


　　　　　　　　　トレニアが鮮やか




　　　　　　　　　　ペチュニア


　　　　　　　　　　　　鶏頭




　　　　　　　　　　　オキザリス

　　　　　　　　　名知らずの花とカマキリ