ぐっ！ 三十路

30年前の今頃　私は地獄のような陣痛で苦しんでいた
この時点で陣痛が始まって10時間以上が経過
その後10時間経ってもまだ産まれず　
担当医が　私そろそろ帰らねば・・・と　私の肩に妊娠促進剤のブっとい注射を打った
そう　言い放った　冷徹な女医さんの顔を私はしっかりと覚えている
ソン時の私は　あまりの痛さに　腹を切ってくれ～と　叫んでいたが
そうそう　肩に注射を打つ時
付き添っていた　姉と　父ちゃんが　同時に顔をそむけやがった
映像記憶鮮明！
はっ！　イテテテ

そんな思いをして　私は娘を産んだ
出産は命がけである
命をかける女の強さに　男は平伏すべしと思った
男たるもの　命がけで　家族を守るべし
能書きは必要なし
話がだんだん　それていきそう・・・　

今日娘は三十路になった
ラインで　メッセージを送った
私は　チョロヤスで　イージな　母親である
子供は親と国を選べずだ
　
ここに語れぬほど　深い思いの中に　沈んでいきそう

幸せな人生であれと祈る
生きていることが楽しいと思える人生であれと祈る
母ちゃんみたいにさ
心ひとつで　可能だっぺよ

さて
朝ご飯を作るべか
何故に　父ちゃんは　毎朝6時に朝食を食べるのかな・・・
まぁ　いいか