ふきの指定席

終生 のほほんな生き様かと思いきや
人生の終盤にきて
ところがどっこいの日々

痛恨の極み

2016-11-22 05:31:12 | のほほんの記
世界各国を一人旅していた日本の青年が
コロンビアの地で非業の死をとげた
心がとても痛い 
青年の無念 ご家族の切なさを思い 言葉も無い

四十年近くも前 私も世界各地を 自由気ままに一人旅をしていた
それは一年半の長きに及んだ
主にアジアとヨーロッパのみに限られ
それも 危険な地帯は避け
一か所に長期滞在型の旅だったが

私が年を重ねた時 世界はもっと グローバル化され 
人々の間に穏やかな心の余裕が存在している事を想像していた
だが
世界は四十年経っても 混沌としたままで
より保護主義に走っている
不穏な時代に 逆行している

私とて偉そうな事は言えないのだ
日本がいいとのたまい
日本を飛び出す気力は皆無に近い
ツアーでも気持ちがしんどい気がする
これはあくまでも 自分が老いての 体力気力の衰えに他ならない
日本にいる事が楽だからだ

国が 若者が こんな状態になるのは とても危険だ

SNSを酷使できる今の時代は 世界を狭くしてしまったが
グローバル化には至らなかった

青年にとって
携帯も タブレット端末も パスポートと同じ それ以上の大切な物だったに違いない
六十代の 私とて 旅をすれば そうなのだから
それを奪われたとなれば 私も追いかけて取り戻そうとするかもしれない
日本人だから 日本で育ったから いざとの時 とっさに危険の判断ができない
日本人的な感性が出てしまう
それでも それだからこそ
若者には世界を見てほしいと思う
多くを学び 感じてほしい
自分の目で見 体験したことは
生きる力になる
その経験は
世界の平和を可能にできる礎になると信じている



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