ふきの指定席

終生 のほほんな生き様かと思いきや
人生の終盤にきて
ところがどっこいの日々

酒池肉林に空っ風吹き

2018-10-10 09:34:12 | のほほんの記
人は如何に生きるか 
みんな みんな 駆けぬけて逝く

銀座の場末のバーに流れ着いたママの所に
かつての男が数年ぶりにひよっこりと現れた
ひょっこりなんて書くと
“ひよっこりはん”をイメージしてしまうな
客は誰もいず 2人はひしと抱き合い 
男はバーボンをグイっと引っ掛けると またママと激しく抱擁した
そして脱兎の如く去って行った
男は私には目もくれなかった
今から36年前の その日の事を鮮明に記憶している
昨日の報道で初めて男の年齢を知ったが 
男はその時34歳であった
普通人であれば 男たる者これからの人生であるはずなのに
若くして栄枯盛衰に翻弄された男は 随分と老けて見えた
ママはその時48歳 私は28歳
ママは一時期銀座で名をはした女性である 
有名人のセフレが沢山いた 
私は友人のピンチヒッターで 
ママのお店で賄いのアルバイトを半年間していました
ホステスとしての器量は言わずもがな皆無の私です
ママは沢山の自分の男達を紹介してくれたが
そんな間もなく 
一瞥もしてくれなかったのは W氏だけだった

過ぎた時間をただ懐かしみ
去り逝く人を憂うことが多くなってしまった
70歳とは早いけれど
私には十分生きられた印象である
今度は星になって光輝いて下さい
その前に 少し休まれて下さいね とても疲れて見えましたから




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