脳の疲れに用心してください。
例えば、
入学や進学、就職や転勤、移動、昇進など、
社会では、
自分の望むと望まないとにかかわらず、
時折、大きな変化を受け入れなくてはなりません。
でも、
そこで必要以上に頑張ってしまうと脳は疲れてしまうのです。
これから来る5月病の原因も、そこにあります。
4月に新しい環境の変化があって、
そこで頑張ってしまいすぎると脳がヒートアップ、
つまり炎症を起こしてしまうのです。
脳内で起こる炎症は、
ケガをしたときに皮膚が赤く腫れるのと似た状態のようです。
そんな状態が何日も続くと炎症はますますひどく、
脳の神経がダメージを受けて、
回復が難しくなってしまうようです。
とくに脳の血流やカルニチンなどの伝達物質も少なくなって、
セロトニン神経系のダメージが大きくなると言われています。
その結果、
痛みに敏感になり、
筋肉痛や関節痛などの症状を引き起こすとも言われています。
疲れが
腰や肩にくるというのはそんなメカニズムだったのです。
例えば、
夜遅くまで残業の多い人、
夜更かしの多い人、
そんな人は要注意だそうです。
起きている時間を車に例えれば
エンジンが常に回転している状態です。
アクセルをずっとふかしているようなもので、
アクセルを踏み続けて運転し、
ブレーキを踏んで駐車してもエンジンの熱はすぐには冷めないのです。
人間の身体や心も同じです。
寝ようと思っても眠れなくなったり、
睡眠が浅くなることが時にあります。
自分では寝ているつもりでも、
実は足りていない。
慢性的な寝不足状態。
これでは脳が休まりません。
通常は睡眠で脳の疲労は解消、回復されますが、
こういう状況が続くことで、
脳のダメージがある一線を越えてしまうと、
自分の力だけでは回復できないという状態になってしまうのです。
こんな状況に陥ってしまったら、
とにかくリズムを取り戻すことが大切です。
どんなに忙しくても頑張りすぎないこと。
とくに睡眠時間はしっかりと取って
脳をクールダウンさせることを心がけましょう。
それが結果的に脳の炎症も抑え、
また元気に頑張れる脳の状態を作ってくれているのです。
そして髪の毛にもいい結果が出てくるのです。