心臓の中では、
洞結節で発生した電気は
房室結節を通って心室に伝わる。
その心臓がなぜ
不整脈が起きてしまうのか?
不整脈は
心臓が悪いから起こるのかというと、
実は
必ずしもそうではないらしいです。
一方、
心臓を養っている血管が詰まる病気に
心筋梗塞や狭心症などありますが、
不整脈は
血管が詰まるから起きるのだと
勘違いされている方が少なくないようです。
心筋梗塞や狭心症は
心臓の血管の病気であり、
一方、
不整脈は
電気系統の“故障”ですから、
基本的には別の病気なのです。
不整脈の原因として最も多いのは、
年齢に伴うものや、
体質的なもの、
つまり心臓病には関係しないものです。
1日または2日にわたって
心電図を記録してみると、
中年以上ではほとんどの人に、
毎日1~2個は
不整脈が見つかります。
年をとるにつれ、
だれでも少しずつ不整脈が増えていきます。
ストレス、
睡眠不足、
疲労などでも
不整脈は起こりやすくなるようです。
そういう意味では、
だれにでも
起こりうるものだと言えるでしょう。
心臓は
1日約10万回、
収縮と拡張を繰り返していますが、
時に規則正しくない刺激で
不規則な収縮が起こる、
と考えればよいのです。
とくに検診で
不整脈だけ見つかった場合は、
病気とは関係のない不整脈で
あることがほとんどのようです。
しかし、
すでに心臓の病気があると、
二次的に電気系統の異常が生じて、
不整脈が出やすくなるのも
事実のようです。
例えば
弁膜症になると、
心房や心室が
大きくなって電気の流れがおかしくなり、
脈が乱れやすくなります。
高血圧の人、
肺に病気がある人、
甲状腺に異常がある人も
不整脈が出やすいようです。
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