小坂町はかつて小坂鉱山など鉱山資源で栄え、江戸時代には津軽街道が通る盛岡藩の領地でした。
19世紀初頭に小坂鉱山が発見され、金、銀が採掘され、明治時代には銅、亜鉛の採掘も行われ小坂鉱山事務所をはじめとして多くの近代建築が建てられ町は大いに栄えました。
第二次世界大戦後は鉱山資源が枯渇し、町は衰退。近年は、明治期の近代建築や十和田湖の観光資源を生かした町づくりを模索しています。
小坂鉄道 歴史
小坂鉄道は小坂製錬が運営していました。鉄道貨物線で、1994年までは旅客営業も行っていました。
貨物線も09年4月に廃止
11年5月、町が小坂製錬から旧小坂機関車庫を借り受け、同駅のレールパーク化を目標とした「小坂鉄道観光活用事業」を開始、ディーゼル機関車などの整備を行うとともに、昨年3月には小坂駅改修工事も終えました。
今年6月をめどに、鉄道テーマパークをオープン予定「見て学んで、体験できるレール遊びの複合施設です
周辺には産業遺産など見どころも多く、鉄道テーマパークで観光客誘致で町を多く訪れて頂きたい
「小坂鉄道レールパーク」約400ヘクタールの敷地に車両展示場や機関車庫、鉄道路線など整備される。「ディーゼル機関車の運転体験は全国でもここだけ」ラッセル車や県指定有形文化財の11号蒸気機関車など展示物も充実している
小坂町は12年度から「明治百年通り」を中心とした新たなにぎわい創りを実施しており、国重要文化財で明治の芝居小屋「康楽館」や「小坂鉱山事務所」といった日本の近代化を支えた産業遺産群もあります
小坂鉱山事務所
1905年に小坂鉱山の事務所として建設。ルネサンス様式の外観を残す建物は、1997年まで事務所として使われていました。
1905年明治38年7月
重要文化財 2002年5月23日指定
*開館時間 9:00~17:00
*休館日 年末年始12月27日~1月3日
*入館料 ・一般、高校生以上 300円 ・小、中学生 150円
アミューズメントアトラクションやレストラン藤田倶楽部、お土産店、着物スタジオがあります
康楽館
明治43年、康楽館は小坂鉱山の厚生施設として誕生しました。
和洋折衷の木造芝居小屋としては、日本最古級、今も現役の芝居小屋です
1910年 明治43年8月13日
昭和61年3月25日 秋田県指定有形文化財
平成14年5月23日 国重要文化財
館内見学
冬期間12月~3月は舞台装置(国内最大級)の回り舞台を回す体験や役者の衣装を着て写真撮影など特別な体験ができます
*開館時間 9:00~17:00
*観覧料 見学のみ(ガイド付き)
・大人高校生以上 600円 ・小人(小、中学生) 330円
★康楽館+鉱山事務所+郷土館 3館共通券
9:00~17:00
施設見学のみ 大人高校生以上 950円
小人(小・中) 450円
明治時代の産業遺産にタイムスリップ
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