「有名は無名に勝てない」とは、河井寛次郎の言葉なんですが、どうしてこういうことを言うかなあ。これは間違い。
これに対する反論はたった一言で十分。それは「人類は美を増大させてきた」で、この言葉は「やさしい人物画」の著者として名高いA・ルーミスが同書の中で言ったものです。
人類は長い年月をかけてあらゆるものに美を見出してきました。だからこそ誰が作ったのかもわからない大昔の雑器を茶道では名器として珍重してきたわけです。そうした雑器に美を見出した後世の人々、つまり私たちが偉いのです。
「有名は無名に勝てない」というような考え方は根本的に間違っています。謙虚も過ぎれば卑屈になります。要注意です。
注)私たち現代人は抽象画やキュビズムのみならず、今や現代美術と、ますます美の領域を押し広げているのです。
これに対する反論はたった一言で十分。それは「人類は美を増大させてきた」で、この言葉は「やさしい人物画」の著者として名高いA・ルーミスが同書の中で言ったものです。
人類は長い年月をかけてあらゆるものに美を見出してきました。だからこそ誰が作ったのかもわからない大昔の雑器を茶道では名器として珍重してきたわけです。そうした雑器に美を見出した後世の人々、つまり私たちが偉いのです。
「有名は無名に勝てない」というような考え方は根本的に間違っています。謙虚も過ぎれば卑屈になります。要注意です。
注)私たち現代人は抽象画やキュビズムのみならず、今や現代美術と、ますます美の領域を押し広げているのです。
、すなわち凡作なり