アトリエ 籠れ美

絵画制作、展覧会、美術書、趣味、その他日常の出来事について
平成27(2015)年5月4日より

なぜ自分は絵を描くのか。

2016-09-16 05:56:15 | 画材、技法、芸術論、美術書全般、美術番組
 私が絵を描き始めたのは20代も後半。絵が描けないのがコンプレックスになりそうだから。つまり絵を描けないで人生を終えたら、一生の悔いが残ると思ったからだ。

 何がコンプレックスになるのかは人による。それが背が低いなどの身体的特徴の場合もあるし、子供の時分貧乏だったなどの社会的立場の場合もある。

 私はまず地元の絵画教室に通い始めたのだが、その絵の先生に言わせると、私は特別絵が上手でもなけれは下手でもないという。つまり普通、凡人だということだ。

 以来、絵画教室時代を含めて、絵を描き続けて十数年、ようやく自分の納得のいく絵を描けるようになりつつある。今では絵が描けないなどというコンプレックスは一切ない。むしろ、ここまで絵を描けるようになったこと自体が嬉しくて仕方ない。

 誰にでも大なり小なりコンプレックスはある。ぜひともそれは克服すべきだ。それによって人生は大きく変わる。そのための努力とは実にささやかなものである。ただ最初の一歩を踏み出す勇気さえあればよい。実際に踏み出してみれば大したことはないのだが、その勇気を持つには、例えば私で言えばだた絵画教室に通うというただそれだけのことなのだが、意外と度胸が要るものなのだ。何せ苦手意識があるのだから、行動を起こすには腰が重いのだ。

 もし私と同じように絵を描けないことがコンプレックスになっている方、ぜひ絵画教室へ通ってそれを克服しましょう。何も独学で始める必要はありません。真面目に週1回、通うだけでいいのです。とにかく始めましょう。それで人生が変わるのですから、やはり我々は言葉よりも行動の人であるべきなのです。


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