私たちは普段の生活の中で
いろんな人を相手にコミュニケーションをとっています。
その中で自分が伝えたかったことが相手に伝わらなくて
歯がゆい思いをすることありませんか?
極めて個人的なことではありますが
この夏、身内に病人が出て病院に行きました。(すでに完治)
地元の大型病院で何人かの外国人スタッフが
診察、治療にあたってくれました。
彼らは彼らなりに努力をして日本語を学び
医療、看護、介護の技術を学んで
一生懸命仕事をしています。
たどたどしい日本語を操りながら
患者とのコミュニケーションをとろうとしている姿は
(特にお年寄りとの会話では)
まるで漫才の掛け合いのようでもありました。
しかし、それが日常会話のレベルなら問題はないですが
治療に関することだったりすると話は別です。
あいまいさを多く含む日本語のは
日本語歴の浅い彼らには理解しがたいらしく
(当然と言えば当然です。)
こちらの言っていることの意図を組み取ってもらえない…
そこで考えを改めました
「一を聞いて十を知る」的な発想はやめ
「一を伝えるのに十説明する」ことが「伝える側」に求めらているのだと…。
それであいまいな日本語は避け、こちらの要望を事細かく指示して
なんとか、希望した通りにの着地点にたどり着きました。
日本人特有の性質かもしれませんが
いちいち言葉にしなくても理解してほしい
みたいな感覚ありますよね。
でも、それは、今回のように相手が外国人だからということではなく
誰にでも通用することではありません。
話がそれますが、リオオリンピックで
シンクロナイズドスイミングの日本チームを銅メダルに導いた
井村雅代コーチが
自身の指導法について
「ダメな部分があったときダメなことを伝えると同時に
それをどうしたら克服できるかも教える
一つ試してダメだったら次の方法を教える
そうしてダメなことが克服できるまで
いろんな方法を伝える」
というようなことをおっしゃっていました。
例えば、職場で、学校で、家庭内でも
他の誰かに何かを伝えようとするときは
手を変え品を替え、
相手が理解できるように伝えていく技術を身につけたいものです。