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2月12日の祈祷会の内容です。

2025-02-11 19:55:00 | 日記
祈祷会    ルツ記3章「イスラエルの人々の生活を守る律法」   2025.2.12

 ルツ記を読んでいますと、当時のイスラエルの人々を守るために律法が大きな役割をしていることが分かります。その3つをみていきましょう。

レビ記19:9~10
穀物を収穫するときは、畑の隅まで刈り尽くしてはならない。収穫後の落ち穂を拾い集めてはならない。 ぶどうも、摘み尽くしてはならない。ぶどう畑の落ちた実を拾い集めてはならない。これらは貧しい者や寄留者のために残しておかねばならない。わたしはあなたたちの神、主である。

レビ記25:25
もし同胞の一人が貧しくなったため、自分の所有地の一部を売ったならば、それを買い戻す義務を負う親戚が来て、売った土地を買い戻さねばならない。

申命記25:5~6
兄弟が共に暮らしていて、そのうちの一人が子供を残さずに死んだならば、死んだ者の妻は家族以外の他の者に嫁いではならない。亡夫の兄弟が彼女のところに入り、めとって妻として、兄弟の義務を果たし、 彼女の産んだ長子に死んだ兄弟の名を継がせ、その名がイスラエルの中から絶えないようにしなければならない。

 ルツはモアブの女性でした。姑ナオミは、ユダのベツレヘムで夫と2人の息子たちと暮らしていました。ベツレヘムで飢饉があり、家族でモアブの野に逃れていきました。ナオミはモアブの地で約10年間過ごしたことになります。2人の息子はモアブの女性と結婚します。その1人がルツでした。ナオミに悲しみが訪れます。夫の死、2人の息子の死です。その悲しみの中で、ナオミは故郷ベツレヘムではもう飢饉が終って、食べる物があることを知り、故郷に帰る決心をしました。最初は、死んだ2人の息子たちの嫁たちと一緒に出発しましたが、途中で嫁たちに自分の故郷に帰るように説得します。1人は帰りましたが、ルツは帰ろうとはしませんでした。ルツは姑のナオミと一緒にユダのベツレヘムに帰ることを願い、そのようになりました。

 故郷のベツレヘムに帰ったナオミは深い悲しみを、故郷の人々に訴えています。2人が、故郷に帰った時は、ちょうど大麦の刈り入れが始まる時でした。ナオミの夫エリメレクの一族には1人の有力な親戚がいてその名をボアズといいました。ルツはナオミに「畑に行って、誰かに厚意を示してくださる方の後ろで、落ち穂を拾わせてもらいます」といって出かけます。これも人々の生活を守る律法の1つです。上の聖書の箇所に出てくる内容です。貧しい人々や寄留している人々の生活が困窮しないようにするためです。ルツは、その落ち穂を拾うことによって、日々の生活をすることができていくのです。ルツがナオミと一緒にベツレヘムに帰るということは、そのような厳しい生活を覚悟していたのです。ルツが行った畑は、ボアズの所有のものでした。ここでルツとボアズの出会いが起ります。不思議な神の導きを感じます。ボアズはルツに対して、深い思いを持って接しています。その接し方は愛する者に対してのものという感じです。ルツはボアズの厚意によって、多くの食糧をナオミの家に持って帰ることができました。ルツが帰って来た時に、多くの食糧を持っていたことに驚き、その畑がボアズの者だった知り、ルツにボアズが自分たちと縁続きの人であることと自分たちの家を絶やさないようにする責任のある人の1人だといいます。ルツは大麦の収穫が終るまで、ボアズの畑から落ち穂を得ることができました。

 ナオミはルツに「私はあなたが幸せになる落ち着き先を探してきました。ボアズです。ボアズは今晩、麦打ち場で大麦をふるい分けるそうです。あなたは体を洗い香油を塗って、肩掛けを羽織って麦打ち場に下って行きなさい。ボアズが食事をし、飲み終わるまでは気づかれないようにしなさい。ボアズが休んだ後、側に行き、ボアズの衣の裾に身を覆って横になりなさい。その後すべきことはボアズが教えてくれるでしょう」といいます。ルツはナオミのいわれたとおりに麦打ち場に下って行き、ナオミに命じられた通りに行います。ナオミがルツに命じたことは私たちにすれば驚くことですが、この行為は当時とすれば普通のことだったのでしょうか。

 夜半になってボアズは寒気がし、手探りで覆いを捜しますと、ルツに気づきました。ボアズは驚きますと、ルツは「どうぞあなたの衣の裾を広げて、私を覆って下さい。あなたは家を絶やさぬ責任のある方です」といいます。ボアズは「私の娘よ。心配しなくていい。きっとあなたのいう通りにします。確かに私も家を絶やさぬ責任のある人間ですが、実は私以上にその責任がある人がいます。その人に聞いてみましょう。そして、その人が責任を果たさないというなら、私が責任を果たします。今夜はここで過ごしてください」とルツを説得します。ルツは夜が明けるまでボアズの足もとで休みました。大麦6杯計ってルツに持たせます。まだ暗いうちにルツは家に帰ります。ボアズも町へ戻って行きました。ルツがナオミの所に帰ると「どうでしたか」と聞きます。ルツはボアズがしてくれたことを伝えると「この6杯の大麦は、ナオミの所へ手ぶらで帰すわけにはいかないといってくださって、あの方がくださったのです」と答えます。ナオミは「娘よ。成り行きがはっきりするまではじっとしていなさい。あの人は、今日中に決着がつかなければ落ち着かないでしょう」といいます。この後、ボアズが交渉の末に、ルツと結婚することになります。ルツは異邦人でありながら、イスラエルの家の1人として受け入れられています。新しい家庭を築き、子どもを産み育っていきます。その家系からダビデが生まれ、やがて、イエス・キリストにつながっていきます。ルツ記を読んでいると、イスラエルの人々の生活を守る律法があることに気づきます。そのために、ナオミもルツも守られてきたのです。

祈り 神よ。聖書の学びと祈りの時を与えてくださり、ありがとうございます。ルツ記を読みながら、聖書の教える律法は、イスラエルの人々の生活を守るものであることに気づきます。落ち穂拾い、土地や家族のことをいかにして守っていくかを知ることができました。神の教えである律法がどのような役割をしているのかを知ることができたことを感謝します。神の教えの豊かさをもっと知ることができますように導いてください。この願いをイエス様のお名前によって祈ります。アーメン。

皆様の祈り「                             」アーメン。

共に祈ってくださり、ありがとうございます。(横山厚志)



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