Be Natural

気取りも なんのてらいもなく  あるがままの自分を 感性の赴くままに そんな独りよがりの書き捨て日記です。

ハンマーナイフでの草刈り地獄からの脱却計画 【その後の経過報告&もち麦の収穫】

2021-06-04 17:19:44 | ハンマーナイフ&草刈り

【前号までのあらすじと背景】

生産性のない草刈り地獄からの脱却を目指し

約10年間 ハンマーナイフを購入し闇雲に現実逃避するように草刈りを続けていた

半世紀以上耕作放棄地として放置していた農地でしたが

それまでのようにいくらハンマーナイフで草刈りをしていたとは言え

耕作放棄地のままで

御年90歳となる義父から相続となった場合

 

家屋や農地、山林その他もろもろの資産がウン億円前後あり

少しでも税収を増やそうと画策している税務署から

農地としての相続税の猶予を得るのが困難な上に

相続税の控除額が激減している昨今では

数千万円の支払いを請求されるは必至

(家内によると農業委員から『これは農地とちゃう』と告げられたんだそうです

 

納税するために土地や農地を売却できるならいざ知らず

全て市街化調整区域で転用が難しい土地とあっては

買い手がつくのは夢のまた夢

 

その場しのぎかもしれないけど

まずは農地として実績を作るべきとの考えに至ったわけであります。

 

そうして再び農作物を栽培することを決意し

昔ながらの耕運機を購入したのですが

 

一反以上の農地を耕運機で耕してゆくのは相当の労働力

定年退職して時間に余裕があるならいざ知らず

小さいながらも会社を経営し

尚且つ技術系の現場技師として出張仕事を請け負い

還暦をゆうに過ぎたいまでも

コロナ禍にあっても年間75日不在となる状態では無理とわかり

 

ここは老後のために貯蓄していた現金が減ろうとも

省力化をはからなければとトラクターを購入したのが丁度一年前

その後

ハンマーナイフで毎月のように草刈りをしていた2反と1反強の農地を

トラクターで数回荒起こしたのち

両方ともにもともと田圃のため高畝にして寒晒しし

一か所は前回にもご紹介したとおり試験的にもち麦を植え

つい先日刈り取りと天日干し、脱穀を済ませ

 

玄麦をどうしようかと現在思案中

 

あまり深く考えずにもち麦を栽培してみたのですが

ネットで調べてみると ダイエット健康食品として大人気なんだとか

 

再来年、集落の端っこに道の駅ができるので

そこで格安で販売してみるのも面白いかもと空想が膨らみ

 

農薬や肥料を使わずに稲作するためにも

連作障害をしないよう 米⇒麦⇒大豆 と転作するのがいいだろうし

とりあえず一反毎に米、麦、大豆を育ててみようと思っているところです。

 

とりあえず精麦してくれる業者に出してみて

状況によっては、精麦機を購入して

家庭菜園でもち麦を栽培した人が精麦に苦慮している様子なので

同じように代行業をしてもいいしネ

 

もう一か所の毎年真夏には熱中症でいつ倒れてもおかしくないと

悲痛な思いで草刈りしていた農地は、思い切って今年から稲作することにしました

 

去年生まれて初めて稲作に挑戦し

ウンカで思うような収穫は得られませんでしたが

ほぼ無農薬、無化学肥料、天日干しが功を奏したのか

 

嬉しくて友人知人に配ったところ

玄米食をしている友人からは

「美味しかったよぉ」とお世辞抜きの賛辞をいただき

これは今年も稲作するしかないな と

 

去年から始めた棚田では”ヒノヒカリ”を
今年からの田圃では”キヌヒカリ”を栽培することにしちゃいました

 

今年もウンカの被害が予想されているため

どれくらい収穫できるかわからないものの

友人知人以外にも

たぶんコロナで大変な思いでいる家庭もたくさんあるだろうし

こども食堂に寄付するのもいいんじゃない?との思いで

 

 

いや~ 数年前にはもう終活しようと思ってたのが嘘のよう

夢が広がって超楽しいです

 

草刈りに悩んでいるみなさま

よかったら生産性と遣り甲斐のある農耕してみませんか?

 

 

【追記】

稲作すると 田植え後に一発除草剤を投げ込めば

水田部分はほぼ水管理のみで過ごすことができ

収穫期が10月であれば刈り取った後に雑草が蔓延ることもなく

田起こしして寒晒しすれば春までなにもする必要がありません。

 

麦は、11月に種まきをしておくだけで

水もなく乾いた土地でも芽が出てきて成長し

冬の間に数回の麦踏みをするだけで

6月頃までほぼ何もしなくても出穂し登熟してくれます。

(農薬を散布しなければ黴が発生することもあるそうですが・・・)

 

私は、基本的に無農薬、無化学肥料での

可能な限り自然農法での栽培を目指しているため

収量をきにせず、ダメならダメでいいやと気楽にしておりますが

真剣に営農として考える場合はそれなりに施肥や農薬を散布してはいかがでしょうか。

我が家の新しい田圃には

頼んでもいないのに

合鴨が棲みついてくれてるんですよ

(無農薬だからエサになる虫や草が生えてるからみたいです


Comments (2)    この記事についてブログを書く
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2 Comments

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Unknown (LINE)
2021-07-19 20:08:06
ご無沙汰しております。以前ハンマーナイフモアの導入について、いろいろご教示いただきましてありがとうございました。トラクターかハンマーナイフモアか悩んだ結果、ハンマーナイフモアを導入いたしました。確かに草刈りしか使えませんが効率の良さに驚いております。また今後の田んぼをどうするかをこのブログを参考にして行きたいですが、すごいパワフルな行動力でなかなか。
今後ともご教示いただきますようお願いいたします。
返信する
コメントありがとうございます。 (ブログ主)
2021-07-26 11:58:13
レス遅くなり失礼いたしました。
そうですか、とりあえずハンマーナイフを導入されたんですね。
それまで刈り払い機で処理されてたら、その処理速度に驚かれ便利に感じられたことと思います。
今後、どの程度まで成長したら刈ってゆくのかで疲労度も異なると思いますが・・・
ただ、たぶん私と同じように、その草刈りだけの機能にはいずれ満足できなくなるかも
もしそんな風に感じられたら
農地として活用されることをご検討されてはいかがでしょうか
稲作や麦作、大豆、小豆、蕎麦他相当あれこれと悩んで挑戦していますので、順次アップしてゆきたいと思っております。
(胡麻、綿花とか手間のかからないものを)
よろしければご参考にしてみてください。
また疑問等あれば、いつでもお気軽にお尋ねくださいね
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