昨年の2021年に10年以上放置していた耕作放棄地で
稲作を試みたものの
水持ちが悪く、除草剤が効かず雑草だらけとなり
更に天日干しの棹を使いまわすために
周囲の田圃よりも早く田植えをしたため
登熟期に雀の大群が群れて餌場と化し
2022年は稲作を断念してしまったため
7月2日にハンマーナイフで草刈りした後
4ケ月弱放置した結果が この有様 ↓
10月28日の午後から仕事を休んでハンマーナイフを運搬し
粟、稗、ススキなどのイネ科の雑草に覆われている様子に
粟、稗、ススキなどのイネ科の雑草に覆われている様子に
これはハンマーナイフじゃあ厳しいかも
と思いながら
とりあえず麦を植える場所だけでも確保しようと
14:30から草刈りを開始
開始当初から草が切れず、ギアを1にして刈高を高くして
恐る恐るハンマーナイフをすすめていったのですが
やはりイネ科の粘りのある草は粉砕は勿論細断もできず
ローターに巻き付いてエンスト寸前を繰り返し
クラッチを切っては繋ぐ動作で
詰まった草を排出していたのですが・・・
16:00突然ナイフが動かなくなり
これまでは何度も中間ベルトが焼き付いてボロボロになったり
耐えきれず切断していたため
また中間ベルトだろうと思っていたら
なんと今回はナイフ側のベルトがプッツンと切れちゃってました。
この日は草刈り作業の続行を諦め
家庭菜園の耕耘を日没まで続け
翌土曜日、切れたのはこれまで何度も交換した中間ベルトだと思い込んでいたため
販売店を探したところ通販しかみつからず
早朝ネットで注文(アマゾンの当日配達)
このままハンマーナイフを酷使しても面倒だなと
ある程度朝露が乾くのを待って
刈払い機2台(通常の肩掛けタイプと背負い式)で刈り始めたのですが
35ccエンジンの高馬力の背負い式は、両腕にかかる負担が半端なく
15分毎にクラッチを切って息を整えなければならず
『これは一日持たないぞ』と肩掛け式をビニールコードにして
イネ科の少ない場所を刈り
身長を超すイネ科の密集地帯は背負い式と
何度も使い分けてなんとか刈込み
それでもまだ刈残しがあったので なんとかしたかったのですが・・・
それでもまだ刈残しがあったので なんとかしたかったのですが・・・
結局朝10時からほぼぶっ通しで作業していたため疲労困憊の極致となって
夕方4時でギブアップ
家に戻ってからV-ベルトのケースを外してナイフのベルトが切れてるものの
中間ベルトはまだしっかりしてるのを確認し
家に帰って風呂浸かって疲れを癒し
家から8キロ離れた大型のホームセンターに電話して
ナイフ用ベルト(SB39)があることを確認して
その場で購入
翌日の日曜日
連日の重労働で肉体的にも精神的にもヘトヘトでしたが
なんとか週末に処理しておかなければと
自ら尻を叩きナイフベルトを交換
朝9時から前日刈払い機で刈った草の細断を目論んだのですが
まだ乾燥しきってなくて粘りがあるのと
容積が大きすぎてナイフのケースが詰まり 何度もエンスト
よくやくケースの半分ほどなら大丈夫とわかり
約2時間ほどで麦を植えようと思っている農地分を処理して
雑草で収穫を諦めた田圃に移動して
泣く泣く登熟している稲と雑草を刈ったのですが・・・
やはりイネ科だからか、走行速度は1(ローギア)でしか刈れませんでしたが
粟・稗・ススキほど大変なことはなく30分ほどでキレイに処理できました。
12:00に家に戻って昼食をすませ
夕方に予定されていた集落の集会で役員なので16:00には公民館へと言われていたため
食休みもせず急いでガレージからトラクターを出して農地に
約1時間で荒起こしを完了したのですが
刈残したイネ科の雑草は トラクターでも細断できず
この有様 ↓
からまった草と泥を落としてなんとか15:00に作業終了
風呂に入ってサッパリしてから無事集会にも間に合うことができました
とまあ、余談ばかりでしたが、本題に戻ると
やはりハンマーナイフはイネ科の草の処理は
とても難しく
結論としてイネ科の雑草を処理するには
まだ成長していない間に刈っておくか
(ただし真夏の炎天下なので別の意味で大変な作業ですが)
しっかり枯れて乾燥した冬場になってから細断するか
その二択かなぁと、改めて感じた次第です。
雑草の種類で言うと
むしろ背高泡立ち草の方が
茎が固くなっても粉砕しやすく
ハンマーナイフ向きの雑草だと実感しています。
よくみかける背高泡立ち草だらけの耕作放棄地であれば
ハンマーナイフであっと言う間に刈れちゃいますが
こまめに刈ってると、なぜかイネ科の雑草だらけになってしまうので
あまり気にならなければ背高泡立ち草が残るように
維持することが良いかもしれません。
耕作放棄地の雑草でお困りの方のご参考になれば幸いです。
【追記】
Vベルトは、基本的に三星のSBで問題ないと思いますが
前述のような雑草が切れずに負荷がかかりエンストを繰り返し
それを回避するためにクラッチの着脱を頻繁にされる場合は
耐熱性に優れたバンドーのW800(SB62:クボタエンジン以外)を
使われるよう推奨します。