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気取りも なんのてらいもなく  あるがままの自分を 感性の赴くままに そんな独りよがりの書き捨て日記です。

出張ついでに”遠くへ行きたい〝【2023年11月:鹿島・神栖・銚子(後編)】

2023-12-04 14:10:13 | 旅行

【前編からの続き:(鹿島から路線バスで銚子駅に到着のその後)】

 

さて、朝ごはん食べてないし

どこかで魚介類を食べられそうな食堂がないかなと探しつつ

成田へは何時の電車に乗ろうかと駅構内に入ってみたところ

 

駅で銚子電鉄のポスターをみつけ

『おっと、犬吠埼のこと忘れてたじゃん』と思い出し

 

銚子電鉄に乗って灯台を目指すことにしました。

何度かTVで紹介されてたなぁと思いつつ

レトロと赤字経営を自虐的に売り込んでるのを知って

偶然訪れた我が身の幸運に大喜びしちゃいました。

 

自虐ネタを売りにしてるんですよ~

この銚子駅、そこそこ線路があるのですが

ほとんどが錆びついて長年使ってない様子

やがてレトロな電車が到着し

乗り込んだ早々 運転席をチェック

動く博物館そのものでしたよ~

銚子から犬吠まで片道350円

往復したら700円

ところが一日乗り放題券も700円(笑)

銚子駅を出てすぐに車庫があってレトロな車両が並んでて目がハート

ボロボロの線路に

 

こんな架線で大丈夫ってくらいお粗末な代物

単線なのですが、一応すれ違いのできる駅もあって

タブレット交換してましたが・・・

1時間にほぼ一本の運行で同じ車両が行き来してるだけだから

ポイント切り替える必要ないんとちゃうんかなぁ(笑)

なんせ赤字のため、売れるものはなんでも商売にしようとしてるようで

駅名もどうやらネーミングライトを販売している様子

なんせ線路も架線もボロボロで車両はレトロどころか博物館級

総延長6.4km、9駅を所要時間22分

ほとんど歩く程度か早くても時速20km/hののんびり鉄道

 

奈良ドリームランドにあった汽車風の乗り物のほうが早かったんとちゃうかなぁ

 

そんな訳で銚子駅を出発して20分後に犬吠駅に到着

灯台まで徒歩距離とあったので歩いていると

別荘風の建物もチラホラ

たしかに眺望はいいんですけどね

そして近頃至る所で見かけるようになった廃墟施設

コロナ前の2018年に老朽化で閉館、

中国人の社長に入れ替わり2019年に再開を目指してたようですが

コロナで息の根を止められちゃったんでしょうね

その隣が犬吠埼灯台

5月に訪れたポルトガルでユーラーシア大陸最西端の岬が観光名所になってたのを知りましたが

犬吠埼も日本の本州最東端とのことで姉妹関係にあるとの説明

文学碑があったりするのも

”地の果て”のイメージなのかなぁ

 

職業柄、灯台には興味があって

結構日本全国の灯台を訪れてきましたが

映画”喜びも悲しみも幾年月”を思い出させる説明書き

昔はそれはそれは大変な勤務だったんだろうなぁ

 

船に乗ってた時

沿岸航法では灯台の位置からポジショニングするのが基本中の基本

船橋での航海当直時、灯台の灯りをコンパスで角度を測り

海図に現在位置を書き込んだものでした。

 

(海図には、灯台によって明暗の周期が表示されていて

どの灯台かわかるようになってるんですよ)

特にここ犬吠埼灯台では霧笛の展示が一番面白かったかも

 

この灯台には展示施設も充実していて

『海上保安庁も頑張ってるじゃん

と思っていたら・・・

地図があまりにお粗末すぎてガックリ

我が故郷の渥美半島も知多半島も無いし

当然、伊良湖岬灯台も神島の灯台も菅島の灯台もなし

淡路島の位置も敦賀湾もいい加減だし

作った業者が悪いのか

その間違いを指摘せずにいて恥ずかしくないのかなぁ

 

ちょっとガッカリさせられましたが

灯台からの眺望は抜群でした

 

この日は朝飯抜きだったので

実は犬吠駅前の鮮魚が売りの回転寿司に行くつもりだったのが

灯台下のありきたりな食堂に思わず入店

 

銚子らしい食材は サンマとイワシの加工品と

あとは九十九里の蛤しかなく

ほとんどが銚子とは全く関係ない

マグロにサーモンにホタテにイクラの海鮮丼

 

文句言いながら空腹だったので怪しげなデザート以外は完食(笑)

腹ごなしと、帰りの飛行機に間に合うように食後そそくさと店を出て

駅までの帰路は海岸線の遊歩道を選択(同じ道を歩きたいないのも

人工的に削られた箇所がなんだったんだろうと思ったら

銚子石の採石場跡でした。

(磯辺にも降りられるようでした)

この右手にあるのが湧水なんだとか

こんな大した標高もない海辺にも湧き水がでるんだと不思議な感じでしたよ。

銚子電鉄のメインステーション”犬吠駅”

 

自虐ネタの”まずい棒”が売りのはずなのに
ほとんど売り切れで二種類のみ

平日のこの日も上下線で50人ほどの乗客がいましたが

売りのお土産も在庫揃えてなくて買えないなんて

”経営がマズイ”のを実感しただろうな

なんか、以前奈良にあった”田舎料理”を思い出しちゃいました

料理が下手でも『ウチは田舎料理ですから!』って逃げられるように

そんなネーミングにしとるんとちゃうんか といつも突っ込み入れてました

 

当然ながら鉄オタだらけなわけで

木々のトンネルから出てくる風景を一生懸命撮影してました。

 

銚子電鉄の沿線、キャベツ畑だらけ

 

故郷の渥美半島も自分が子供の頃には用水が整備されて

メロン栽培の温室だらけとなってメロン御殿が建ち並んでいましたが

近年は渥美半島の付け根から伊良湖岬の先っぽまでキャベツだらけ

 

手間も費用もかかるし競合が増えすぎて値崩れするメロンより、

一年中収穫できるキャベツの方が安定してるんでしょうね。

そんな風景の中でも特に目を引いたのがこの林

年中海風に曝されるからか密集して高さを揃えている様子

自然界って凄いなぁ

 

そんなこんなで

鹿島神社近くで路線バスに乗車したのが08:48

銚子駅に到着したのが10:30

犬吠埼灯台が12:00で

銚子駅に戻ったのが14:00

 

成田駅15:30

成田空港着16:00の

 

小さな旅となりました。

 

 

調べてみると、東京駅から房総特急”しおさい”が運転されていて

ほぼ3時間おき所要時間約1時間45分

普通電車なら千葉乗り換えで3時間

 

銚子には再訪したいほどの魅力を感じませんでしたが

銚子電鉄で他の車輛を見学したいかも

 

でも灯台も灯台からの景色も存分に堪能しちゃったし

もし行くとしたら

成田からレンタカーで外房でも巡りながらかなぁ

 

いずれにしても

いつもながらの行き当たりばったり旅

知らない海を眺めて、知らない町を歩いてと

今回もたっぷり楽しませていただきました。

 

みなさんも良かったら是非どうぞ

 

【追記】

ご参考までに

今回利用した割引航空券

ANAのスマートシニアなる当日限定で帰る格安チケットで

伊丹~成田 片道11,190円

 

条件は、年齢が65歳以上

購入できるのが当日の0時以降ってことだけ

 

お得で便利ですよ~

 

先日、熊本に遊びに行った時の帰路に利用してみて

とっても便利だったので

これからは繁忙期を避けてこのスマートシニアで

”遠くへ行きたい”旅に出ようかなと画策中(笑)

 

 

 

 

 

 

 


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