大伴家持・太政官符自署(772) 2007-05-02 07:10:25 | Weblog 大伴家持(718-785) 奈良時代の政治家、歌人、三十六歌仙の一人。 大伴氏は大和朝廷以来の武門の家柄であり、 祖父安麻呂、父旅人と同じく政治家として歴史に名を残す。 決して政治家としては恵まれなかったが、 天平の政争の中で中納言までの地位に昇る。 万葉集の編者とされている。 彼の長歌・短歌など473首が万葉集に収められ、 万葉集全体の10%を超えている。 彼の書として現存するのは、 この太政官符の自署のみである。 武人としても無骨さ、歌人としての華やかさを兼ね揃えた書だ。